今シーズン、宿敵レンジャーズに雪辱を晴らし、2年ぶり52回目のリーグ優勝を果たしたセルティック。最終節ではサッカー日本代表FWの古橋亨梧がボレーシュートを含む、2発のゴラッソを決めて有終の美を飾った。
途中、故障による長期欠場はあったものの得点ランキングはリーグ3位。カップ戦と合わせたシーズン通算ゴールは33試合20得点と決定力を見せつけ、持ち前のスピードと合わせてサッカーの本場・英国の辛口メディアから高く評価されている。
そんな彼のトレードマークは、ゴール後のパフォーマンスにもなっているマッシュルームヘア。現地では同国出身の伝説のバンド、ビートルズと同じ髪型をしていることから一部サポーターからは「東洋から来た5人目のメンバー」とも呼ばれているとか。
「5人目のビートルズと呼ばれたのはデビュー前の元メンバーをはじめ、プロデューサーやマネージャーなどのスタッフ、さらにセッションに参加したアーティストなど最低でも10数名います。でも、古橋選手の前にそう呼ばれたサッカー選手はたった1人しかいません」(サッカージャーナリスト)
その人物とは、60〜70年代にマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した北アイルランド出身のジョージ・ベスト。68年には当時史上最年少となる22歳でのバロンドールを受賞。W杯には縁がなかったが“20世紀最高のドリブラー”とも称されている。
「欧州1年目の古橋選手とは実績が違いすぎるとはいえ、彼も世界最高峰のイングランド・プレミアリーグで通用すると見られているのは確か。リバプールと同じホームタウンのライバルチームで、ポール・マッカートニーが熱狂的なファンとして知られるエバートンのサポーターからも『キョウゴを獲るべき!』といった声が出ています」(同)
今はごく一部のファンから呼ばれているだけのようだが、来シーズン以降の活躍次第では英国中で“5人目のビートルズ”として認知される日が来るかもしれない。