昨年の東京五輪で00年シドニー五輪の井上康生以来となる男子柔道100キロ級の金メダルを獲得したウルフ・アロン。五輪後は数多くのテレビ番組に出演し、茶目っ気のある気さくな人柄で親しまれているが、そんな彼にプロレスラー転向の噂が出ているという。
本人は24年パリ五輪での連覇を目指すことを公言しているとはいえ、大のプロレス・格闘技好きとして一部のファンの間では有名。
元日に日本武道館で開催されたプロレスリング・ノア「ABEMA presents NOAH “THE NEW YEAR“ 2022」のゲスト解説者で出演した際、試合中のヒール選手からの「来いよ!」との挑発に対し、「一瞬行こうかと思いました」とまんざらでもない様子。さらに「柔道引退するまで待ってください」「(自分は)そのままリングネームみたいな名前ですからね、一切変える必要がないですから(笑)」など意味深なコメントを連発している。
「リップサービスだと思いますが単なる冗談と切り捨てることもできない。実際、小川直也や吉田秀彦、瀧本誠、石井慧などこれまでプロレスや格闘技に転向した五輪メダリストは少なくありません。特にウルフ選手の実績、体格であれば新日本やノアといった国内のメジャー団体でもエース級の選手になれるし、世界最大のWWEでも間違いなく活躍できる。なかには『今すぐにでも欲しいよ』と話すプロレス団体の関係者も多いし、格闘技界から熱視線を送られる存在ですね」(プロレス記者)
また、彼のキャラクターもプロレスラー向きと太鼓判を押す。
「先日のプロレス解説でもその片鱗を垣間見せましたが、テレビでもお笑い芸人相手に物怖じせずに面白コメントでスタジオを沸かせたりと頭の回転が早い。実力に加え、タレント性も兼ね備えたマット界のスターになれる逸材です」(同)
まずはパリ五輪での連続金に期待したいが、リングで戦う彼の姿も見てみたいものだ。