5月27日付けのオリコンミュージックストアのシングルダウンロードランキングで異変が起きているとして、音楽ファンやネット民がザワついている。
この日のデジタルシングルのダウンロードチャートは、前日1位で週間チャートでも1位だった菅田将暉の「まちがいさがし」が3位につけ、元SMAPこと新しい地図の「星のファンファーレ」が初登場2位にランクインした。ところが、そんな強力な2曲を退けて1位をとった新曲に目を疑う人が多かったようだ。
「なんと、この日の1位は三十路グラビアアイドルの手島優が“NYOUTUBER(ニューチューバー)”名義で6年ぶりにリリースした新曲『ハミ乳パパラッチ』という冗談みたいなタイトルのナンバー。彼女がバストを強調した水着姿で踊るMVがユーチューブ上で見られますが、パイパ〜イのセリフで始まるEDMで、“ちぃ〜ちぃ〜が〜でたでぇた〜”と容赦ない歌詞を連呼するコメディソングです(笑)。確かにランキングだけ見ると、菅田や新しい地図、あいみょんや米津玄師の上に、しかもチャートの一番上に手島の名前があるのは異様な光景。でも実は、前日の26日に『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFK)で初オンエアされており、これがブレイクのきっかけとなったようですね。確かにくだらないけど面白いとダウンロードした人たちが多かったようですが、それにしても1位とは……」(エンタメ誌記者)
このランキングが広まるとさらに興味半分で購入者が増えたようで、ネット上には《これ買ってどこで聞くんすか?》《有吉もロクなことしないな》《この歳でこんなの歌わなきゃいけないとは》《初っ端から放送禁止》と失笑コメントが大量に書き込まれている。その一方で、《菅田蹴落として1位とかスゲエな》《何かうれしいな》《歌詞が深くて涙が出た》と、まさかの絶賛もあってお祭り状態に。中には「いけるぞ紅白」「紅白あるぞ!」と、無責任に盛り上がる男性ファンもいた。
「さすがに紅白は無理でしょう、すべて歌詞を変えなければ(笑)。でもグラビアアイドルが有名アーティストを蹴落として1位をとれるんですから、何でも振り切ってやってみるのは今の時代、1つの方法かもしれませんね」(前出・エンタメ誌記者)
曲の評価はあってないようなもの。とりあえずは、1位おめでとう……ということで。
(本多ヒロシ)