前澤友作氏、宇宙へ飛び立った裏で見舞われたロシア当局とのトラブルとは?

 実業家の前澤友作氏が搭乗したロシアの宇宙船ソユーズMS-20が12月8日午後4時38分(日本時間)、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、約6時間後の午後10時41分にISS(国際宇宙ステーション)にドッキング。前澤氏は日本の民間人としては1990年の元TBS記者の秋山豊寛氏以来、31年ぶりに宇宙へ。ISSに滞在する日本の民間人としては初となった。

 前澤氏は18年9月に宇宙旅行へ行くことを発表。今年9月からは宇宙旅行に向けた準備のため、同行するマネージャーでカメラマンも務める平野陽三氏と共にロシアの訓練施設に入っていた。

 前澤氏は出発前の同日午前7時半に「おはようございます。9時間後くらいには打ち上げです。これから体を入念に洗って、皮膚を消毒して、専用の下着とフライトスーツに着替えて、打ち上げ場所近くに移動して、宇宙服に着替えて、打ち上げ台に向かい、ロケットに乗り込みます」とツイート。8時50分には「夢は叶う」ともツイートした。午後4時からは自身のYouTubeチャンネル「Yusaku Maezawa【MZ】」で打ち上げを生中継している。

 前澤氏は12日間ISSに滞在。そこで「宇宙って実際どうなの?」をテーマに映像記録を残しつつ、世界中から募集した「宇宙でやってほしい100のこと」をYouTubeを通じて配信していく予定だ。

 ネットでは前澤氏ISS到着の一報に《数時間前まで地上にいた前澤さんがもうISSに到着したとか本当純粋に凄いと思う。なんだかんだやはり有言実行の男だな》《いやー、ホントに宇宙に行けたんですね。凄いです!素直に尊敬できる偉業です。地球にいた時の前澤さんより、数倍大きな人間になって帰ってきそうですね》《この人、なんだかあまり好きじゃなかったけど凄い人だなと思った》《大変な訓練にも耐えて本当に実現させるなんて、前澤さんだからできることだと思います。凄すぎるし、心底尊敬します》などファンからもアンチからも称賛の声が殺到した。

 ただ、打ち上げには成功した一方で、前澤氏はロシア入国時にとんだトラブルに見舞われていたようだ。

「12月9日発売の『週刊新潮』が報じた内容によると、前澤氏は自身の高級腕時計が空港税関で密輸品と見なされ没収されてしまったそうです。ロシア当局は腕時計の定価を1億円と算定、30%の関税と罰金6千万円の計9千万円を支払わねば返却しないと前澤氏に通告したとか。この件は国際問題になりそうで、すでに前澤氏もコメントができないような状況だとか。どうやらそのまま宇宙に出発することになったようですね」(芸能記者)

 果たして、前澤氏が地球へ帰還する頃には推定1億円の腕時計も“帰還”するのだろうか。

(柏原廉)

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