新庄剛志監督「整形&ビジュアル革新論」【2】トム・クルーズに憧れて…

 阪神からメジャーを経て日本ハムへ。06年に現役を引退した新庄はその後、たびたび整形手術を受けることになった。その回数は実に4回に上る。

「若かりし頃から『トップガン』や『ミッション:インポッシブル』で主演をしているイケメン俳優のトム・クルーズに憧れていて、ビジュアル的にも彼の顔を目指していたとか。歯を真っ白にしたのもトムの影響です。その後も彼のストイックな肉体美に憧れ、現役引退後も細マッチョボディをキープ。これらすべては、トムにインスパイアされたからと言われています」(スポーツライター)

 最初に着手したのは、「目」の整形だ。トム・クルーズよろしく、ぱっちりした二重にするため目頭切開を行い、さらに医療用の糸を顔に埋める埋没法という手術まで受けている。

 現役引退後にバリ島に拠点を移していた時期にも整形を敢行。独特の勘ピューターが働いたらしく、ある日突然「眉毛にタトゥーを入れる!」と閃くや、薄かった眉毛にアートメイクを施し、男前に仕上げるはずだった。ところが‥‥。

「眉毛を書いたものの、最初に通ったバリの店でアルバイト店員に手彫りで対応されて大失敗。入れたばかりのタトゥーを消してさらに書き込んだという。新庄自身のインスタグラムにも、眉毛アートメイクで遊んでいる姿が掲載されていますが、この整形により、以前よりも目がくっきりとしてきたと、本人も気に入っていたようです」(スポーツ紙記者)

 人一倍、顔のコンディションに気を遣う男が次に取り組んだのは、口唇への「着色」だった。リップなどには頼らず、アートメイクで、唇の色を健康的に明るく見えるようにしたという。スポーツライターも、「もはや脱帽です」と前置きして、

「口唇へのタトゥーも突然閃いたようで、若干、青みがかっている色に『唇の色が気に入らない!』と感じ、オレンジ色のタトゥーを入れています。昔と今の写真を比べると、かつてはやや太めに見えた唇の厚みが、現在はかなり細くなった印象を受けますが、眉毛や目と同様、整形だと言われなければ気づかないレベルです」

 最新の手術では、鼻筋と頰にも手を入れて、顔にえくぼを作ることで、チャーミングに見えることを目指した。

「5カ所の整形で、トータルの費用は、5000万円ほどだったそうです」(スポーツライター)

 監督就任でますます拍車がかかる整形熱。「次は歯だ!」と宣言していたが、実は、この「整形発言」は球団に大きな影響を与えているのだった。

*「週刊アサヒ芸能」12月2日号より【3】につづく

スポーツ