金正恩、1カ月ぶりの姿は「全くの別人?」 影武者説の根拠とは

今年に入り、その変貌ぶりがなにかと話題を集めている北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記。そんな正恩氏の最新映像が16日、朝鮮中央テレビで放映され、その激やせぶりにSNS上では「もはや別人では?」と驚きの声が上がっている。

 北朝鮮事情に詳しいジャーナリストが説明する。

「この映像は正恩氏が北朝鮮北部・三池淵の建設事業を視察した際のもので、10月12日以来、35日ぶりの近影です。三池淵は朝鮮半島最高峰で一族の『白頭の血統』を象徴する白頭山の麓に位置することから、2018年から金氏の指示で再開発が進められているエリア。報道によれば、金氏は4年間に及ぶ建設を、『自力繁栄と富強を進めるわが国の鉄石のごとき固い意志が実証された』と高く評したとされていますが、映像はあるものの音声がないことから、韓国では、影武者説が再燃しているようです」

 正恩氏の容姿変貌については、これまでにも健康問題説や影武者説等、さまざまな噂が取り沙汰されていたが、

「もっともセンセーショナルだったのが、10月に伝えられた米国のタブロイド・メディア『グローブ』の報道です。同誌によれば、今年5月から6月の間に妹の金与正氏がクーデターを起こし、兄の正恩氏を殺害。そのため、6月以降は姿を見せず、9月の建国記念日イベントに突如として現れた金氏は影武者で、米国防総省関係者も『顔面認証解析により金正恩氏でないという事実を把握している』という衝撃的な内容でした」(前出・ジャーナリスト)

 だが、同紙の報道に対し、韓国の国家情報院は10月24日、「記事は、まったくの事実無根」として、正恩氏は9月に突然登場したわけでなく、8月の青年節にも姿を見せており、周辺で目立った動きは見られない、と真っ向から否定。

 とはいえ、騒動から1カ月もたたぬうちの、さらなる激やせ姿に、ネット上では《明らかに別人だろうね。本物か偽者かは周りの人間の緊張感である程度判断できるよ》《この前の影武者とはまた別の影武者使ってるんだろうな》《この間出てきた日焼け影武者なんか幹部に向かって軽く会釈してた。本物が会釈なんかするわけないよ》といったコメントが散見されている。

「さすがに与正氏のクーデターにより兄正恩氏を殺害…というのは飛躍し過ぎ感が否めませんが、北朝鮮のような独裁国家の場合、指導者の死が即、体制の崩壊に繋がります。そのため、仮に急死した場合にはあらゆる手段を用いて、後継者を立てるまでの時間稼ぎをしなければならない。加えて、韓国の情報筋は否定していますが、北寄りの文在寅政権では北に不都合な情報は出さない可能性もありますからね。影武者説の再燃には、そんな背景もあるのでしょう」(前出・ジャーナリスト)

 たしかに、今回の正恩氏の画像も、側近達の目つきや雰囲気には緊張感がないような気も…。ともあれ謎が謎を呼ぶニュースとなった。

(灯倫太郎)

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