阿蘇山噴火で防災大臣攻撃も…蓮舫氏にまたしてもブーメラン発生!

 第49回衆院選が19日公示され、31日の投開票に向け、いよいよ選挙戦がスタートした。そんな中、立憲民主党の蓮舫代表代行も20日、都内で街頭演説会を開催。ところが、同日に発生した阿蘇山噴火に触れたある発言に対し、一部でブーイングが起こっている。

 政治記者が語る。

「今回の阿蘇山噴火は警戒レベル3に引き上げられ、入山規制が敷かれたものの、幸い人的被害は出ていません。ところが蓮舫氏は、ここぞとばかりに防災担当大臣の二之湯智氏を引き合いに出し、『岸田内閣の防災担当大臣は誰か、みなさんご存知ですか。77歳の二之湯智さんですよ』として、『この人は総務関係の仕事をしてきて、災害・防災の仕事をやったことがない。そしてこの人は参院議員で、来年の夏に引退を表明した直後、(岸田首相が)大臣にした。国会を開いて、この担当大臣で相応しいのかと野党と議論もせず、ボロが出る前に解散した』と持論をぶち上げたんです。自民批判は毎度おなじみですが、こと防災問題については、かつて大批判を受けた蓮舫氏ですからね。案の定、厳しい言葉が飛び交うことになりました」

 ネット上には、蓮舫氏の街頭演説が報じられた直後から、

《とうとう噴火にまでクレームをつけ始めたか?》《仕分けで大雪対策費用を削って、山梨県を雪に閉ざさせた方の言葉は重みが違いますね》《仕分けで、気候変動の予測を精緻に出来るようになっているスーパーコンピューターへの研究費を削って「2位じゃだめですか」と言った人が大臣批判ですか》……などと散々だ。

「蓮舫氏は民主党政権時代、『コンクリートから人へ』というキャッチフレーズで、2009年11月に行われた、政府機関の予算削減を目指す『行政刷新会議』メンバーとしての事業仕分けに参加。中心的役割を担い『200年に一度の地震に備えや研究をする必要があるんですか?』として、公共事業費を大幅に削減したことは記憶に新しい。ところが、その後自然災害が頻発したことで、NHKの『日曜討論』出演の際には『国土保全が必要。土建でどうやって支援をしていくかが大きな課題』と発言するなど、正反対の意見を主張し始めたことで、口の悪い議員らからは『記憶喪失?それとも別人格が入れ替わったのか?』などと揶揄されることもしばしば。そんな蓮舫氏が今回、防災担当大臣の二之湯智氏を引き合いに出して『何ができるのか』的な発言をしたものだから批判が集まってしまったようです」(前出・記者)

 物言えば唇寒し。またもやブーメランとなってしまった発言に、蓮舫氏の胸中は……。

(灯倫太郎)

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