9月30日をもって所属事務所「研音」を退社した女優の片瀬那奈(39)。一部メディアが「大手事務所が接触」「地上波復帰は厳しい」などと書き立てるなか、騒動の発端となった法律違反の薬物事件の初公判が10月11日、東京地裁で開かれた。
被告人は元IT企業社長のA氏。7月3日、都内のホテルにて違反薬物を使用しているところを警視庁の捜査員が摘発。現行犯逮捕されたことで、A氏と5年以上にわたって同棲生活を送っていた片瀬にも捜査が及び、尿検査を受けていたことが明るみになった。そのA氏は法廷で何を明かしたのか。裁判を傍聴したジャーナリストが語る。
「この日、被告人として法廷に立ったのは、A氏だけではありませんでした。そこには一緒に薬物を使用し、逮捕の場に居合わせた20代の女性Bさんの姿が…。片瀬さんと同じような長身で夜の街にいそうなタイプ。A氏とは1年ほど前に知り合い、親密交際が始まると、週に1度のペースで密会するようになった様子。そして2人がホテルで会う際、かなりの頻度で薬物を使用していたと証言しました」
すでに片瀬はA氏と同棲を解消しているが、2人がまだ一緒に住んでいた頃、A氏とBさんは「ホテル密会」を繰り返していたという。つまり、片瀬は“薬物男”に二股をかけられていたことになる。気になるのは法律違反薬物の入手ルートだが…。
「薬物を購入するのはBさんの役割だったことが、2人の証言で明らかにされました。つまりA氏は売人と接触していなかったということ。ただ、違反薬物を2人で使用したあと、『あまった薬物』をA氏が持ち帰り、保管することはあったようです。その薬物をA氏は片瀬のいる自宅ではなく、車の中に保管していた。のちに捜査員が片瀬の自宅にガサをかけても何も出なかった理由は、このあたりにあるようです」(前出・ジャーナリスト)
片瀬からすれば、信頼していた同棲相手が、別の女性とイリーガルな薬物を使用していたとは、まさに寝耳に水の出来事だったかもしれない。
「A氏はしきりに『調子に乗っていた』と反省の弁を述べていました。現在は親族の会社で仕事を手伝っているようですが、ほとんど外出することなく、自粛生活を送っていると話していました」(前出・ジャーナリスト)
クロと認定された元IT企業の社長はすでに仕事を再開し、シロ判定を受けた片瀬は、今も自宅マンションで籠城生活を強いられているとは、皮肉な話かもしれない。