福山雅治の「集団左遷!!」が“採算割れドラマ”1位に!?

“誰にも負けたくない”は、歌手で俳優の福山雅治のヒット曲「HELLO」の一節。でも、ドラマの成績では手痛い負けを喫したようだ。4月期の民放ドラマで、福山主演の「集団左遷!!」(TBS系)が“負け組”の1位になっていることを、5月21日発売の「フラッシュ」が報じた。

 同誌は、大手広告代理店がクライアント向けに作成した、ドラマの“成績表”ともいえる資料を入手。ギャラを含めた総制作費に見合った視聴率を叩き出しているかどうかが、採算の分岐点となる。

 最も採算が取れていると判断されたのが、天海祐希主演の「緊急取調室」(テレビ朝日系)。天海のギャラは1本あたり300万円と高額だが、平均視聴率は13%台と好調だ。2位は「特捜9 season2」、3位は「科捜研の女」とテレビ朝日がトップ3を独占した。

 一方、不名誉にも採算割れで負け組ドラマの1位になってしまったのが、「集団左遷!!」。記事によると、ドラマで顔芸を連発する福山に対して“まるでコメディ”と評する広告代理店関係者が多数いるとか。

「同誌によると、福山のギャラも天海と同じく1本300万円。『半沢直樹』など大ヒット作を生み出している『日曜劇場』にしては数字は芳しくなく、5月19日放送の第5話の視聴率は9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低迷。シリーズ平均こそ10.5%と二桁を保っていますが、それも第1話の13.8%という“貯金”があるから。香川照之や神木隆之介ら共演陣も豪華なだけに、“予算に見合った数字を取ってくれよ”と心の中で叫ぶTBS関係者は少なくないはず」(テレビ誌ライター)

 じつは、福山自身も正念場を迎えているという。

「福山もすでに50代。4月18日発売の『週刊新潮』によると、ドラマ『ガリレオ』以降に代表作と呼べるものがない福山は、新たなヒット作を出したいという気持ちが強いといいます。しかし、このままの状態であればヒット作どころか、失敗作になりかねません」(前出・テレビ誌ライター)

 4月9日発売の「フラッシュ」によれば、福山のCMのギャラは超破格の1本8000万円。ドラマの視聴率がV字回復しなければ、広告代理店関係者の目も一層厳しくなりそうだ。

(石田英明)

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