福山雅治が大プッシュ! 西九州新幹線「かもめ」の利点と注目ポイント

 俳優の福山雅治が6月27日、インスタグラムで「長崎をよろしくお願いします」とコメントし、西九州新幹線「かもめ」を大プッシュした。福山は長崎県長崎市出身。ふるさとへの想いは強く「かもめ」をPRするに至ったようだ。地元のスーパースターまでもが注目する「かもめ」はいったいどんな新幹線で、何がそんなに注目なのだろうか。

 西九州新幹線は9月23日開業。佐賀県武雄市の武雄温泉駅と、長崎県長崎市の長崎駅を結ぶ。そもそもは73年に整備計画が決定した「九州新幹線西九州ルート」の一部で、武雄温泉駅と長崎駅間は暫定開業ということになる。

「開業によって博多から長崎への所要時間が短縮されます。これまでは在来線特急で1時間50分かかりましたが、開業後は1時間20分と約30分も短縮。博多から長崎方面への観光が盛り上がることは間違いありません」(鉄道ライター)

 長崎は期待に盛り上がっているが、問題点もある。新鳥栖駅から武雄温泉駅までの区間は佐賀県との合意に至っておらず、開業はまだまだ先になりそうなのである。

「新鳥栖駅と武雄温泉駅が開業するまでは、博多から在来線特急に乗って武雄温泉駅で新幹線に乗換える必要があります。スムーズに乗り換えできるように、同じホームで乗り換えが可能な「対面乗換方式」が採用されました。この乗換は注目です」(前出・鉄道ライター)

 かもめで使用される車両は東海道新幹線で活躍しているN700S。「ななつ星in九州」などを手掛けた水戸岡鋭治氏が内外装を担当している。こちらも注目を集めそうだ。

 福山雅治がおすすめする「かもめ」。早いうちに乗っておきたいものだ。

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