不貞で辞職に追い込まれる風潮がある中、仕事への影響がゼロ、むしろネタの肥やしにするのがお笑い芸人。吉本興業のタレントは、その象徴といえる。これまで多くの芸人が危機を乗り越えてきた。謝罪文ひとつですべてをチャラにできたのは、ダウンタウンの浜田雅功。
14年6月、22歳年下のEカップのグラドルとの車中デートを写真週刊誌「FRIDAY」に撮られた。報道によると、48歳からのおよそ3年間、妻でタレントの小川菜摘が住む家とグラドル宅をダブルで“通い愛”。グラドルは、週刊誌の発売前日に事務所の公式サイトの所属一覧から削除され、ブログも閉鎖。すでに4月に芸能界から引退していた旨を掲載した。浜田は不貞を認めて文書で謝罪したが、ワイドショーはこぞって黙殺。相方の松本人志だけがイジり続けるという、甘すぎる処遇だった。
一方、2度も不貞現場を撮られたのが千鳥の大悟だ。岡山の田舎から全国区タレントとして成功したあとの16年末と17年4月に激写されている。最初の相手は20代前半の藤崎奈々子似の美女。報じた「FRIDAY」では、「2人でごはんを食べに行くような仲」と認めつつも、不貞については否定している。2度目は、六本木でダンサーとして活動する金髪美女のマンションへのお泊まり。これを報じた「女性自身」には”友達”で押し通したが、妻はオカンムリだったという。
妻がプンプンといえば、千原兄弟の千原せいじ。こちらはさらに上手で、3人の相手が判明している。
「19年5月の『週刊文春』が、浜崎あゆみ似の20代女性とイベント先の名古屋で、ホテル前、コンビニで買い物、アイスクリームを食べさせてもらう姿などをキャッチ。『カレーライスばかりじゃなくって、たまにはハヤシライスやハッシュドビーフも食べたい』と認めたことで、“ハヤシライス不貞”といわれました」(週刊誌記者)
この報道で怒りに火がついたのは、17年5月からおよそ2年間交際していた別の一般女性。30代ハーフの彼女とは、温泉や海外に旅行するほどの仲だったが、名古屋の報道を知ってみずから身を引いたという。
「3人目は40代の元艶系女優。19年11月、国産高級車のSUVに乗り、千葉県の会員制プライベートコテージへのお泊まりが撮られました。写真から、かなりのグラマラスボディであることが見て取れました」(前出・週刊誌記者)
せいじはこの不貞もしっかり認め、「女にモテるために芸能界に入ったみたいなところもある」と、共感をまったく得られない言い訳。3人の相手がバレると、ローカル番組の1本は放送が見送られたが、現在はドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)に俳優として出演するまでV字回復。浜田と同じく、不貞はノーダメージだった。
ほかにも、陣内智則やとにかく明るい安村も、不貞によって一時期はどん底に叩き落とされた。しかし、現在はネタにできるほどに挽回。女遊びはホントに芸の肥やしになるかもしれない。
(北村ともこ)