芸能人がこうしたオカルト商法に傾倒するのはなぜか。
「そもそも仕事が不定期な芸能界は、占星術やパワースポットなどのご利益を頼みにする人が非常に多い。今日は一緒に働く仲間だった俳優が、次の日には蹴落とさなければならない宿敵に変わる、まさに明日なき世界なんです。そのため、霊媒師などに依存しすぎて、時にはイチコロで騙されてしまうケースが掃いて捨てるほどあるわけです」(芸能デスク)
デビュー当時から風水好きで知られている藤原紀香(50)のケースは、
「マッパで月光浴など、霊験あらたかな自然パワーに傾倒する女優の代表格です。風水師を信奉し、パワースポットなど、神秘的なパワーを積極的に取り入れている。仕事や恋愛でも何事も風水のいいなりで、結婚相手から挙式の日取りまで決めたと言われるほど」
16年に、片岡愛之助(49)と再婚した際には、都内ホテルで梨園関係者など600人を集め盛大な披露宴を行ったが、式後に関係者をドン引きさせる事態があったという。
「風水や自然パワーを取り入れた美容法を実践していましたが、この時にハマッていたのが水素水でした。2人が披露宴で配ったのは水素生成装置だったんです。値段は1台およそ8万円といいますが、実際の効果のほどは不明です」(女性誌記者)
こうした自然パワーに魅了される女優は、なにも紀香だけではなかった。
「今年3月には木村佳乃(45)が『徹子の部屋』(テレビ朝日系)でパワーストーンを愛用していることを告白しています。なんでも、『コロナ禍で不安な時に亡き祖母がそばにいてくれる』という思いで、祖母の遺品であるアレキサンドラライトをあしらった指輪を身に着けたことを明かしています」(芸能デスク)
形見の石ならばそれほど違和感はないが、キラキラとした鉱石に目がないのが女優たちだ。
「昨年、夫の木村拓哉(48)が『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に出演した際、自宅リビングに巨大なアメジストがあることが発覚しました。妻の工藤静香(51)が熱心なパワーストーン信者のようです。7月に石橋貴明(59)との離婚を発表した鈴木保奈美(55)も雑誌で『邪気を吸い取ってくれる』と岩塩ランプを愛用していることを明かしている。常盤貴子(49)は若い時からラピスラズリの石を身に着け、『手で触っていると気持ちが落ち着く』と話している」(芸能担当記者)
その効果は、信じる者だけに霊験あらたかなのだろう。
*「週刊アサヒ芸能」9月30日号より。(4)につづく