女子中高生ら装い「家出した」SNS実験に”性的要求”含む返信殺到の驚愕!

 NPO法人が未成年の女子学生を装ってSNSに「家出した」などと投稿したところ、開始からわずか9時間で160人から性的な要求を含む返信が殺到したことが明らかとなり、ネット上で話題となっている。

 実験を行ったのは滋賀県大津市のNPO法人「こどもソーシャルワークセンター」で、同センターのスタッフたちが、小学6年、中学2年、高校1年の女子学生と、中学2年の男子学生という設定でアカウントを作り、「家出した」などの理由で交流相手を募集。すると9時間で160人から返信があり、特に女子3人には142人から「家に来る?」「遊びに連れて行けるよ」といった接触を求める声が寄せられ、性的要求をしてくる返信も多かったという。

 これにネット上では、《未成年にそういうメッセージを送る人がいるんだろうなとは思っていたけど、いざ実際にこれだけの返信があったと見せつけられると恐怖でしかない》《マジでこういうヤツらを取り締まらないと未成年の犯罪被害がなくならない。日本もおとり捜査を導入すべき》《SNSを始めたばかりの子供はかまってもらえるのが嬉しくて相手を信用しちゃうから、大人が未成年にSNSで接触することを厳しく取り締まれるよう法改正も必要じゃないか》といった反響が起きている。

「警察庁が公表した『令和2年における少年非行、児童虐待および子どもの性被害の状況』によれば、2020年にSNSで事犯被害を受けた18歳未満の子どもは1819人にのぼり、過去最多となったことが明らかになっています。また、その中でSNSに起因する被害が非常に多い結果となっているのが実態です」(ITジャーナリスト)

 コロナ禍で在宅時間が増えたことにより、未成年のSNS依存度が高まっていると言われる。子供たちが被害に遭わないためにも、厳しい取り締まりが必要なのかもしれない。

(小林洋三)

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