お笑いタレントの明石家さんまは、4月3日に亡くなった俳優の田村正和さんの言葉に震え上がった過去があった。8月5日発売の「週刊文春」が伝えた。
さんまは1996年、田村さんの主演ドラマ「古畑任三郎」(フジテレビ系)にゲスト出演。田村さんはNGを出さない〝一発OK〟の演技にこだわりがあったという。「田村正和はNGを出さない」という〝伝説〟もあり、さんまもセリフをしっかり暗記。ところが、さんまはNGを出してしまった。でも、田村さんは怒ることはなく、冗談のつもりで「次やったら帰るよ」と。しかし、さんまは再びNG。これも冗談だと思われるが、田村さんは「車回してくれる?」と言い放ち、さすがのさんまも「すんません!」と謝ることしきりだったとか。
実は、さんまと田村さんの〝古畑任三郎エピソード〟はこれだけではない。6月16日放送の「ホンマでっか!?TV」(フジ系)で、さんま自身が明かしている。
「ドラマの撮影中、田村さんがセリフを噛んだというのです。その瞬間、さんまは『はい!噛みましたよー!』『田村さんが、僕より先に噛みました!』といじったことを明かしました。さんまはウケ狙いで言ったのですが、現場はシーンと静まり返ったとか。さんまはスタッフに連れ出され、『2度と言わないでください』と強く釘を刺されたと振り返っていました。もちろん、さんまが冗談で言ったことは田村さんもわかっていたと思うので、怒ってはいないはず。ちなみに、さんまによると『古畑任三郎』ではこれまで1度も田村さんは噛んだことがなかったようです」(テレビ誌ライター)
さんまがNGを出したときの発言は、田村さんの仕返しだったのかも。
(石田英明)