6月23日より日本マクドナルドは創業50周年記念キャンペーンの第1弾として、「ジューシーチキン赤とうがらし」「テキサスバーガー2021」「トリチ」の3商品を7月下旬(予定)までの期間限定で復刻販売を開始した。再登場した3商品は昨年10月に同社のツイッターでおこなった企画「#私の推しバーガー」で特に人気だった商品が選ばれた。
中でも、08年からレギュラーメニューとして販売されていた「ジューシーチキン赤とうがらし」(単品390円、セット690円=税込)は、ネット上でも《マクドナルド史上最高傑作》《少なくともマックの三大名作のひとつには入る》《ジューシーチキン赤とうがらしより旨いハンバーガーはこの世に存在しない》と語られるほど熱狂的ファンの多い商品だ。
伝説のハンバーガーが復刻されるとあって、復刻販売初日に購入した「ジューシーチキン赤とうがらし」。アメリカ創成期のキャラクター「スピーディー」がデザインされた50周年記念の包み紙を開くと、そこにはバンズからチキンが大きくはみ出したハンバーガーの姿があった。こちらのチキンは、モモの1枚肉を使っているのだそう。
バンズはゴマ付きのものを使用していて、マヨソース、レタス、チキンパティという陣容になっている。早速かぶりつくと、チキンパティの衣のザクザクとしたクリスピー食感とレタスのシャキシャキ感が良い感じ。食べてすぐは辛さをまったく感じなかったが、ジワジワととうがらしの辛さがやって来た。肉汁がしたたるほどジューシーなモモ肉にかなり甘めに味付けされたマヨネーズと、ともすればしつこくなりがちなメンツが揃っているが、ほんのりと汗をかくほどの辛さがあるおかげで、爽やかにいただくことができる。
なお、こちらのチキンパティは衣だけでなく、モモ肉自体にも赤とうがらしを使用したスパイスで味付けをしているそうなので、まだ食べたことがない人は想像している倍辛いと思っていただいて問題ないと思う。スパイシーチキンマックナゲットより辛いかもしれない。
ただ、甘いマヨソースやレタスがチキンパティの辛さをうまく中和してくれているので、かなり辛いが誰でも食べられる絶妙な辛さ。10年以上ぶりに「ジューシーチキン赤とうがらし」をいただいたが、やはり熱狂的なファンが多いのも納得の完成度だった。激辛ブームが到来している今、再びレギュラーメニューに採用してほしものだ。
(ビートル鈴木)