吉田明世、みのもんたからの「ハラスメント被害」を否定も世間は懐疑の目

 必死の釈明も疑惑払拭とはならなかったようだ。

 TBSの情報番組「朝ズバッ!」で共演していたみのもんたと、元TBSアナウンサーで現在はフリーアナウンサーの吉田明世が5月1日放送のバラエティ番組「梅沢富美男のズバッと聞きます!SP」(フジテレビ系)に出演。6年ぶりの共演となったこの組み合わせだが、みのもんたから受けたとされる過去のハラスメント疑惑について、その真相を吉田アナが明かしている。

 11年にTBSに入社した吉田アナは13年から同番組に出演し、みのとの共演期間は番組が終了する11月までのわずか半年ほどであったが、その期間にみのが彼女のヒップを触り、吉田アナがその手を振り払うようなシーンがあったため、当時はハラスメント疑惑として指摘されていた。

 今回の番組ではMCの梅沢富美男から「触ったでしょ」と単刀直入な質問を受けると、みのは「この指が覚えていたよ…」とジョークで返答。しかし続けて、「そんなことするわけないでしょ」とハラスメントを否定。

 被害者扱いされていた吉田アナも、疑惑のシーンは番組エンディングで出演者が横一列に立っている場面であり、当時は一番端にいるみのが隣にいる吉田アナの肩を押し、彼女がよろめくことで全員がドミノ倒しになるシチュエーションが“ブーム”だったと説明。

 そのうえで、「みのさんが押してきたので『みのさん、やめてください』と手を払ったら、オンエアされていた。おしりを触ったかのように手を振り払うところがたまたま映ってしまって…。触られていないんです」と具体的に釈明したのだ。

 また、その“衝撃映像”の翌週からみのが夏休みを取ったこと、吉田アナがまだ新人だったこともあり、余計なことを言うと変な誤解を招いてしまうことから番組スタッフから「何も言わない方がいい」と釘を刺されていたという。そうしたこともあって、世間にはセクハラとして認識されてしまったそうだ。

 ところが視聴者からは「苦しい言い訳」「何もないなら堂々と否定すればいいだろ」「今頃になって釈明するのがむしろ怪しい」といった意見があがり、今回の釈明を受けてもみののハラスメント行為に対する疑いは晴れていない。

「実際の映像を確認すると、みのの手の位置が吉田アナの腰より高いところにあるように見えるので、彼女の言っていることは事実なのでしょう。ただ、吉田アナは“しっかり原稿を読みたいため、肩を押す行為を辞めてほしい”と毎日みのに伝えていたとも説明していますから、懲りずにそれを続けていたみのの行為はハラスメントと言われても仕方がないでしょう。

 さらに『この指が覚えていたよ…』というみののジョークが不快極まりないという視聴者も多数。16年11月に発売された写真週刊誌『FLASH』の取材でみのは、同年に10月に結婚した吉田アナに対し『ご結婚、おめでとうございます。あなたを女性にしたのは私ですから、ハハハ。よかったねぇ』とジョーク混じりの祝辞を贈っており、こうした発言も受け取り方によってはハラスメント認定されてもおかしくないですよね」(エンタメ誌ライター)

 どうしても疑わしく思えてしまうのは、みののイメージの大きさからだろう。

(田中康)

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