今年、デビュー40周年目を迎えた中森明菜。CD発売やパチンコ台のキャラクターも話題だが、本人不在でまったく姿を見せていないのだ。体調不良による長期休業も指摘される中、本誌は意外とも思える「下町隠遁生活」ぶりをキャッチした!
「明菜さんは恐らくお墓参りに来ているとは思いますよ。親族の方はたまにいらしているみたいですから」
そう語るのは、95年に亡くなった、中森明菜（55）の母・千恵子さんが眠る菩提寺の住職だ。
82年5月1日にデビューした明菜は、今年でデビュー40年目のスペシャルイヤーを迎えている。
6月9日にはデビュー曲「スローモーション」をはじめ、ワーナー・パイオニア（現ワーナーミュージック・ジャパン）期の全シングル30枚を集めた豪華アナログボックスが発売予定だ。
さらには4月5日からパチンコ台「P中森明菜・歌姫伝説～THE BEST LEGEND～」が導入され、7年ぶりに人気シリーズが復活するなど、ファンにはたまらないフィーバーが続いている。
ところがコロナ禍とはいえ、明菜自身の肉声はおろか、近況がまったく伝わってこないのが事実。実際、17年にディナーショーを行って以降、表舞台から姿を消しているのだ。
果たして明菜は一体、どこで何をしているのか。現在の明菜の様子を知る関係者が明かす。
「以前から体調不良が囁かれていましたが、ストレスが原因で以前から患っていた帯状疱疹の症状に悩まされているようです。帯状疱疹はひどい場合には、体だけではなく顔にまで出ているそうで、外にも出られない」
明菜が体調不良を理由に活動休止を発表したのは、10年10月のことだった。当時からストレスによる帯状疱疹が出ていたようで、静養のために、ハワイをたびたび訪れていたこともあった。その甲斐あってか、14年の大晦日の「NHK紅白歌合戦」では、高視聴率獲得の切り札となるスペシャルゲストとして、ニューヨークから中継出演。約5年半ぶりの新曲「Rojo-Tierra-」を熱唱し、本格復帰を印象付けたものだ。だがその後は、ディナーショーなど限られたステージで歌声を披露するにとどまっている。
芸能コラムニストの峯田淳氏が語る。
「紅白に出てきて、オフショット的な映像までOKしたことは復活への意思表示かと思いました。〝普段着〟の飾らない明菜は思った以上に元気な様子で、以前と変わらぬほど若々しかった。吹っ切れた印象の明菜に期待したファンは多かったのですが‥‥」
やはりここでも体調不良が暗い影を落とす。明菜本人の意思とは裏腹に、現在まで健康不安を払拭するに至っていないのが実情だ。さらには、人前で歌うというプレッシャーもまた、大きなストレスになることから、本格復帰を果たせないでいるという。
「現在は日本とハワイに拠点があると言われていて、ハワイで療養しながら、仕事があれば日本に帰国する二重生活を送っていたようです。しかしコロナの影響がありハワイに行けない状況なので、隠遁生活を送っているとみられています」（芸能記者）
記者が明菜の自宅があるマンションを訪ねると、そこは意外な下町だった。
明菜もまたコロナ禍で厳しい「療養生活」を強いられていた‥‥。
