歌手で俳優の小泉今日子が、6月9日放送のニッポン放送「小泉今日子のオールナイトニッポンPremium」に生出演し、同世代のアーティスト・中森明菜への思いを語る場面があった。
この日の番組はシティ・ポップを特集。その中で小泉が選曲したのが、中森明菜の「OH NO, OH YES!」。
小泉は「ステキな曲だよね。最近も中川家さんのラジオに出たと聞きましたし、フェスで小室さんと共演されているというニュースも見ました。またいっぱい歌を歌ってくれて、すごくうれしい気持ちです。どこかでばったり会えるかなって思っているんですけど。会いたいなと思っています」と語った。
小泉の言う通り、中森明菜の活動はここにきて本格化している。
4月19日には大分で開催された野外音楽フェス「ジゴロック」で小室哲哉と共演。今月6日には、ニッポン放送「中川家 ザ・ラジオショー」に生出演。さらに、デビュー43周年を記念した写真展が7日~9日まで都内で開催され、初日には今年冬のディナーショー開催も発表された。
このような動きに、早くも紅白歌合戦への出場を期待する声も高まっている。
9日放送のカンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」では、中森の写真展を取り上げ、リモート出演した芸能リポーター・大村正樹氏が紅白出場の可能性について次のようにコメントした。
「ずばり、今年の紅白の目玉は中森明菜さんだと、私は宣言します。今年は昭和100年という節目でもあります。長嶋茂雄さんの追悼特集も含めて、昭和をテーマにしたコーナーがあれば、そこに中森明菜さんがいるべきだという声は必ず出てくると思います」
また、松田聖子や田原俊彦といった昭和を代表するアーティストの名前にも触れながら、「半年先の話ではありますが、中森明菜さんの紅白出場はかなり固いんじゃないかな」との見方を示した。
さらに、共演者のハイヒールリンゴが「中森明菜さんって、紅白を過去に断ったことがありましたよね?」と質問。
これに対して大村氏は、「待望論というか、1年半かけて中森明菜さんの市場そのものを、ご本人と周りのスタッフもじっくりと見極めた上で再始動という動きになっていますから、NHKサイドも一緒に寄り添って見ていると思う」と話した。
昨年も中森の紅白出場説は広まったが、実現には至らなかった。果たして2025年末の完全復帰はあるのか――その行方に注目が集まっている。
(鈴木十朗)