映画「キングダム」の配役が大好評で早くも“続編”のキャスティングが話題に

 山崎賢人主演の映画「キングダム」が4月19日に封切られた。初日からの3日間で興行収入は6億7000万円を突破、好調なスタートを切っている。東宝は「40億円を狙える」と鼻息も荒い。

 映画の評判も上々で、映画の口コミサイトやレビューサイトでは高い評価がつけられている。その理由のひとつが原作のイメージどおりの配役だ。

「近年、多くの漫画原作作品がスクリーンを飾りましたが、漫画と映画のキャラが違いすぎるとして、原作ファンからブーイングを浴びるケースが少なくありません。15年に公開された『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』が典型的例で、特にミカサを演じた水原希子に批判が集中しました。以降、漫画の実写映画化は『いかに演者が原作に寄せられるか』がカギになっています」(エンタメ誌ライター)

 キングダムは製作発表時からキャスティングを心配する声が上がったものの、公開されてみれば概ね好評。なかでも前評判を覆し、高く評価されているのが大沢たかおだ。

「大沢が演じたのは秦国六大将軍の王騎。オネエ言葉のような独自のセリフが特徴のキャラクターです。ビジュアルイメージが公開された時は、『王騎に見えない』と不評だったのですが、見事に演じきりました」(前出・エンタメ誌ライター)

 山の民の大将軍・楊端和を演じた長澤まさみも「イメージにぴったり」「アクションも頑張っていた」と高評価だ。

 そんな好評を受けて続編への期待も高まっているが、ファンの間では早くも続編に登場しそうなキャラクターの配役予想で盛り上がっているという。最も注目されているのは主人公・信と共に戦う美少女「羌カイ」だ。

「原作ではヒロイン的な扱いです。『進撃の巨人』はミカサのミスキャストが激しく批判されただけに、配役は慎重になるでしょう。ちなみに漫画の連載10周年を記念して作られた実写動画があり、このときは世界ジュニア武術選手権で金メダルを獲得したこともあるアクション女優の山本千尋が演じています。この動画で信を演じた山崎賢人がそのまま映画でも起用されているので、山本が羌カイ役を務める可能性も大いにありますね」(前出・エンタメ誌ライター)

 続編の発表が待ち遠しい。

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