コロナ禍で増加!?「裏アカ」でカラダを売る生活困窮女子の実情

 新型コロナの影響を受け、生活費を稼ぐために危うい道を選ぶ女子大生や、就職からあぶれてしまった女性が増えているようだ。

「特に飲食関係ではアルバイトを削減する店が増え、学費が支払えなくなる学生も増えています。緊急事態宣言下では授業数が減っているのににもかかわらず、学費が据え置きの場合も多く、結局は退学してしまう場合もある。文科省でも今後、コロナ不況による大学退学者の増加を警戒しています」(社会部記者)

 その文科省が3月19日にとりまとめた今春卒業の大学生の就職内定率(2月1日現在)は89.5%で、内定の遅れが生じており、前年同期比で2.8%下回っている。そうした中、この年代で新たな”カネの工面法”として、SNSで普段使うアカウントとは別の裏アカウント(以下、裏アカ)を利用するケースが増えているという。

「情報セキュリティーメーカーの『デジタルアーツ』の調べによれば、18年の時点で女子高生の“裏アカ所有率”は68.9%。そんな彼女たちが今は女子大生となっているわけで、所有率はさらに上がっている可能性が高い。そして生活に困窮する今、親や友人には明かさない本音やグチをさらけ出している裏アカや、新たに援助専用の裏アカを作り、男と交渉しているケースが多いんです」(ネットライター)

 都内の私立大学に通う3年生、翔子さん(仮名)はこう語る。

「《援お願いします》《困ってる女子大生を救ってください》って投稿しておけば、2~3日で何百人ってフォロワーがすぐ集まる。あとはその人を見定めてフォローして、DM送って具体的に条件と約束日を決めていくだけ。ちょっと怖いのはあるけど、相手にもリスクがあるわけだし背に腹は代えられない(笑)。出会い系のアプリとかよりずっと手っ取り早いし」

 彼女の場合“夜のお付き合い”は3万円で、食事も奢ってくれればなお有難いというが、「最近ではそうした女性が増えてか一回2万円が相場。1万円で提示してくる場合もある」(前出・ライター)という。

 そんな、一端を見るだけでも人間の本性と欲望が蠢く世界“裏アカ”を舞台にした映画、その名もズバリ「裏アカ」(主演=瀧内公美)が、4月2日から公開される。本作では、アパレルショップ店員の主人公・伊藤真知子(瀧内)がストレス発散のために裏アカを作り過激な投稿を連発。その反応の快感に目覚め、実際にフォロワーの男性と会い関係を持つことに始まる人間ドラマを描く。これに先駆けて発売された小説版「裏アカ」は、サスペンスの鬼才・大石圭が手掛けている。

「裏アカ」の危うい関係には、果たしてどんな結末が待っているのか。

*写真はイメージです

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