コロナ禍で生き残りをかけるアイドルがTwitterのフォロワー数を増やしている秘策とは?

 新型コロナウィルスの感染拡大で、各地に出されていた緊急事態宣言が9月30日をもって解除された。宣言が解除されたことで、これまでおうち時間を過ごしていた人たちも続々と外出。現在、週末の都内は以前よりも人出が増えている。

 そんな中、「良かったら、ライブに来てくださーい!」と、渋谷駅前で声掛けをしながらチラシを配る1人の少女がいた。彼女は、7人組アイドルグループ「あいたいね!」のメンバー・このはさん。まだ18歳であどけなさの残るこのはさんだが、道ゆく人々に丁寧にライブの告知を案内していたのだった。

 コロナ禍でアイドルを続ける彼女に、宣言解除後の活動について聞いてみると…。

「コロナになってから、普段できていたライブやフライヤー配りなどができなかったことのほうが辛かったですね。だけど、先月に緊急事態宣言が解除されてからは、『感染者数も少なくなってきたし、次のライブに行くね!』って言ってくれるファンの方が増えたり、またこうして駅前でフライヤー配りが出来るようになって嬉しいですね。私はいつもツイッターで『これから渋谷でフライヤー配るよー!』って事前告知しているので、ファンの方がわざわざ会いに来てくれるんです」

 さらに彼女には、チラシを受け取ってくれた人々をファンにする秘策があるそうだ。

「チラシを見て、その場でメンバーのTwitterをフォローしてくれたら、気に入ったメンバーの写真が撮れる『ソロ写メ』サービスがあるんです。11月4日に新宿でワンマンライブがあるので、それに向けて地道に声掛けさせていただいて、コツコツフォロワー数を増やしていきます!」

 この日、このはさんはチラシを配り終えた後、その様子をすぐさまTwitterに投稿し、ライブ会場へ向かったのだった。

 コロナ禍でさまざまな手法で生き残りをかけるアイドルたち。今後もファンの心をぐっと掴むサービスが増えてゆくことだろう。

(佐藤ちひろ)

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