ユーチューバーのヒカルが5月22日に自身の公式YouTubeチャンネル「ヒカル(Hikaru)」を更新し、4月分のYouTubeからの広告収入額を明かしている。
ヒカルは「【全額公開】自粛前と自粛後の経費と生活費比べたら差がとんでもなかった…」と題した動画をアップ。新型コロナウイルスの感染拡大により、屋外での撮影が困難となったことで、撮影費や移動費、さらには衣装代などの経費に大きな変化があったことを報告した。
動画では、“コロナ禍以前“と“コロナ禍“とで経費の比較をすべく、2月と4月の収支を振り返ると、なんと2月には3600万円を超える経費があったものの、4月にはそれがおよそ300万円にスケールダウン。2月に60万円を超えていた交通費が4月には3万円に減った一方、ウーバーイーツへの支払額は30万円と増加するなど、コロナによる明らかな生活様式の変化があったことを窺わせた。
そして、視聴者が耳を疑ったのはさらっと報告された4月分の広告収入の金額だ。ヒカルは、「ちなみに言っとくとですね、4月は過去最高を記録しまして」と切り出し、YouTubeの収益額に関して、「2億ちょっといったんですよね。すごない? 300万円(の経費)でそれ生んどるって考えたら。やばない?」と告白。チャンネル登録者数も400万人の大台を超え、とてつもない月収を稼ぎ出していることに自分でも驚いていた。
「10~20代の若者はもちろん、30代からも多く視聴されているヒカルのチャンネルは、コロナ禍による全国の休校措置や外出自粛の恩恵を一手に受けたといえるでしょう。また、最近でもお笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之や、元2ちゃんねる創設者のひろゆき氏、元艶系女優の明日花キララともコラボするなど、屋内撮影ながらも攻めた動画をアップし続けていた印象です。とはいえ、月の収益が2億円を超えるというのはヒカルクラスのトップユーチューバーにとっても破格で、ネットでも『すげーな』『勝ち組ワロタ』『面白いかどうかは知らんけど凄い』『国に補償要求してる芸能人は見習え』といった声が集まりました。一部のユーチューバーはコロナの影響でGoogleからの広告単価を下げられてしまったが故に、収益ダウンとなっているケースもありますが、ヒカルの場合は圧倒的な再生数の多さでそれをカバーできたのかもしれませんね」(テレビ誌ライター)
また、登録者400万人規模の国内トップクラスのユーチューバーの中で、現在も毎日投稿を心がけている配信者は稀であり、しかもそのほとんどが再生回数100万回を超えるという人気ぶり。
スターとなっても手を抜かないヒカルの積極果敢な姿勢こそが、圧巻の“月収2億円“を実現できた秘訣なのかもしれない。
(木村慎吾)