現役警察官もバイト発覚「性サービス嬢送迎ドライバー」はいくら稼げる?

 最近は社員の副業を容認する企業が増えているが、社則ではなく法律により原則禁止なのが公務員。国家公務員法第104条や地方公務員法第38条にしっかり明記されている。

 それでも副業をする公務員は後を絶たず、バレて処分を食らう者は毎年何人もいる。10日配信の毎日新聞によると、1月に大阪府警の巡査部長が性サービス店の送迎ドライバーのアルバイトをしていたとして減給1カ月(10分の1)の懲戒処分になり、すでに依願退職したという。

 実は、このアルバイトは全国で派遣型性サービスが増えた20年ほど前から需要が急増。男性の間では知る人ぞ知る人気バイトだ。

「お店の女の子をホテルやお客宅へ送迎、それと仕事が終わった彼女たちを自宅などに送り届ける仕事です。時給は1500〜2000円と高いわけではないですが、仕事は基本的に運転だけで車内での待機時間も多い。夜間限定で働けるため、日中会社勤めをしていても兼業できます」(夕刊紙レジャー担当)

 募集は性サービス業求人サイトのほか、送迎ドライバーに特化した求人サイトもあり、常時募集をかけている店も多いとか。車は店側が用意することもあるが、ドライバーの持ち出しを条件にしているところも。その場合は時給が少し高めか手当がつき、ガソリン代も別途支給される。

 半年前からこのバイトを始めたYさん(32歳)の本業は製造メーカーの会社員。週末を中心に週2〜3日ほど送迎ドライバーを務め、月のバイト代は平均5万円前後になるという。

「私は帰宅送迎専門で、仕事は1日2〜3時間。深夜業務なので翌日会社だと朝が辛いですが、その辺は慣れですね。細かいルールはないですが、店から厳しく言われるのは〝女の子との私語禁止〟。ドライバーとデキて店を辞める子も業界的に多いらしく、それを避けるためのようです。ただ、客のグチを聞かされたりするので、どうしても仲良くなっちゃう子もいますけどね(笑)」(Yさん)

 性サービス嬢の素顔を見ることができ、お金には代えられない付加価値があるようだ。

マネー