コロナ禍でも収入安泰! ちゃっかり芸人を救った堅実すぎるスキルとは?

 新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴い、多くの芸能人は仕事が激減した。サイドビジネスとして飲食店を経営している芸能人も、外出自粛要請のため、休業を余儀なくされたりと大打撃をこうむった。新型コロナウイルスは芸人にも多大な損害を与えたわけだ。

 そんなピンチを逆手にとって、なんとか仕事につなげる者もいる。「STAY HOME」が義務づけられているため、家事全般が見直され、お笑い芸人の“家事えもん”こと松橋周太呂の需要が高まっているのだ。放送作家として、「アメトーーク!」(テレビ朝日系)や「霜降りバラエティ」(同)ほか、テレ朝系の仕事がコンスタントにあったが、4月に新番組を増やしていた。

「新ドラマ『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)がスタートしました。今回でシリーズ4作目ですが、松橋は今まで通り家事監修を務めているのです。大幅な月収ダウンに頭を抱える芸人仲間が多いなか、趣味を見事に仕事につなげました」(芸能ライター)

 同様に書店も巣ごもり増加で売り上げを伸ばしている。出版不況が叫ばれて久しいが、今では雑誌や書籍の売り上げが伸びているという。その特需を受けたのが、お笑いコンビ「ウルトラトウフ」のカモシダせぶんだ。

「世間的にはまったく知られていないせぶんですが、現役の書店員なのです。そのため、お奨めの1冊を紹介してほしいというオーダーが増えているそうです。書店は休業要請の対象外ですし、メディアも本に着目。さすがにボロ儲けとまではいきませんが、失職は免れているようです」(前出・芸能ライター)

 せぶんは今年1月、住んでいる都内のアパートが火事になった。それも「収れん火災」という、太陽の光が室内の鏡などに反射して延焼する稀有なパターンだったため、黒こげになった室内がニュース番組で報じられた。それがこれまで一番話題になった案件だったが、今回、そのイメージを塗り替えることができそうだ。

 家事芸人も書店芸人も、巣ごもり需要を高めた覇者。大半の芸人が暇つぶしに悩んでいる現状を考えれば、きわめて特殊といえるだろう。

(北村ともこ)

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