タレントのミッツ・マングローブが3月16日放送の「バイキングMORE」(フジテレビ系)に出演し、コロナ禍をキッカケに飲食店の接客スタイルを見直すことを提案した。
番組では、千葉県で発生した高齢者による昼カラオケのクラスターについて伝え、新型コロナウイルス新規感染者数の下げ止まりが続いたことによる“自粛疲れ“や“自粛慣れ“が背景にあるのではないかとの見解も紹介した。
これについて、ミッツは緊急事態宣言の緊張感が次第に緩み始めている点を指摘し、「カラオケはまだ早いかもしれないけど、外食とかは規制するのは難しい。利用者が騒いでしまったら元も子もないので、利用者の意識が大切だと思います」と言及。
また、「これを機に、日本の大声で接客する文化って考え直してもいいんじゃないかな」「ひとつの文化だし、活気付けっていうのもあると思うんですけど、色々、必要なものと不必要なものを考え直していく方がいい」などと述べ、飲食店の接客の在り方について一石を投じている。
「飛沫感染を少しでも防ぐため、利用客による“黙食“だけでなく、飲食店従業員側の接客も見直す時期にあると主張したミッツ。これには、激しくツッコミを入れる役回りのブラックマヨネーズ・小杉竜一が『気持ちが辛い。そんなこと言われたら、大声でツッコミができないじゃないですか。仕事無くなりますわ』と嘆きのコメント。ただ、ネット上ではミッツの指摘に賛同する声が多く出ており、『まぁ分かる』『必要のないかけ声は飲食店では不要』『居酒屋とかほんっとにうるさい』『いらっしゃいませの大声はマジでいらない』などと過剰な店員のかけ声や挨拶を敬遠する反応がありました。防犯やコミュニケーションを目的としている事情もあるのかもしれませんが、ことコロナ禍においては、店内で静かに過ごしたいと考える人も少なくないようです」(情報誌ライター)
コロナ禍によって日常の様々な場面で取り入れられる“新たな生活様式“だが、飲食店における大声での接客は徐々に“古い生活様式“として淘汰されてしまうのかもしれない。
(木村慎吾)