ブラマヨ小杉、「強気の発言」の裏に下積みバイトで鍛えた鋼メンタル

 お笑いコンビ・ブラックマヨネーズの小杉竜一。お笑いだけでなく、情報番組「バイキングMORE」(フジテレビ系)では、社会問題に独自の意見を展開するなど、コメンテーターとしても注目を集めている。また、Netflixドラマ「全裸監督 シーズン2」でカメオ出演も果たすなど、絶好調だ。

 今では人気芸人となった小杉だが、過去にはつらい下積み時代があった。2017年10月放送の「バイキング」に出演したときのこと。番組では引っ越し会社の現場での暴行問題を取り上げ、それに関連して小杉は自身の体験談を披露した。小杉も引っ越しバイトの経験があり、「上下関係が厳しく、経験者と経験者でない人の力関係がハッキリしているから、すごく怒られる」と当時を振り返った。小杉自身も、引っ越し作業で荷物の受け渡しのたび、先輩から「しばくぞ」と罵声を浴びせられたというのだ。

 12年1月配信の「週プレNEWS」では、屈辱的な体験をしたことを明かした。下積み時代、派遣のバイト代をもらうために事務所に行くとき、電車賃がもったいないからと、徒歩で向かったという。それだけならまだしも、事務所からの帰りに同じバイト仲間なのか、年下のバンドマンに昼飯をおごってもらったとか。そのバンドマンに敬語でしゃべっているときは、「オレ、終わってるな」と思ったと回想していた。

「下積み時代に苦労したようですが、その経験も笑い話としてネタにしているあたりはさすがです。根性も鍛えられたので、情報番組などで問題発言して炎上しても、それに耐えられるだけの精神力があるのだと思います。7月6日放送の『バイキングMORE』では、東京五輪は無観客ではなく有観客でやるべきと、世間の風潮とは逆の発言を貫いていました。物議を醸すかもしれませんが、番組を盛り上げるためにも、今後も小杉には独自の意見を主張してもらいたいです」(テレビ誌ライター)

 ますます面白くなってきそうだ。

(石田英明)

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