「R−1」で異彩!マジメ審査員のザコシがゆりやん以上の得点をつけたのは?

 ゆりやんレトリィバァが涙の優勝を勝ち取った3月7日の「U-NEXT R-1グランプリ2021」。そんな感動のフィナーレをよそに、大会終了後にU-NEXTで無料配信された「R-1グランプリ大反省会SP」ではハレンチな舞台裏が明かされたという。

「結果は9位でしたが、SNSでは『一番面白かった』など、高評価する声が多かったマツモトクラブさんも感動秘話を明かしていました。東京を拠点に活動するマツモトクラブさんは敗者復活から決勝の舞台に駒を進めたのですが、会場が大阪だったことから、その日は楽屋入りしてからずっとアウェーの空気を味わい、他の芸人となかなか会話ができずにいたとか。それでも決勝進出が決まった瞬間、周囲の芸人がいっせいに祝福してくれたことで、思わず泣きそうになってしまったとか。その際、隣にいた紺野ぶるまさんに股間をタッチされたことも明かして笑いを誘っていました。たしかにオンエアを見返すと、紺野さんはモロにお触りしていましたね」(お笑いライター)

 そんなマツモトクラブに対して、「けっこうマツクラのネタは見てる方なんですよ。今日はけっこう良かったと思います」と審査員席からねぎらいの言葉をかけたのが、所属事務所の先輩で、2016年大会を“誇張モノマネ”で制したハリウッドザコシショウだった。上半身マッパの芸のイメージが強いせいか、スーツ姿でネクタイを締めてマジメに審査をする姿に《ザコシが服着てる!》《ネクタイ姿のザコシ初めて見た!》《コメントもマジメ!》などとSNSには驚きの声が殺到していたのだ。いつもは破天荒な芸風で知られるザコシ。「R−1」のみならず、Amazonプライムの「ドキュメンタル」を2回制した“王者”が超マジメモードでどんなジャッジをくだしていたのか気になるところだが…。

「優勝者のゆりやんには92点という高得点をつけていましたが、それが最高得点ではありませんでした。最年少の女性芸人・高田ぽる子さんは芸歴2年目にかかわらず、決勝の大舞台でバストの突起ネタを披露し、ザコシさんは『2年目でこれができるってすごいですね』と評価して93点をつけました。最高得点をつけたのは芸歴10年目でこれがラストチャンスとなるZAZY。『なんそれ!』のフレーズをアクセントに、テンポあるフリップ芸からリズムネタに昇華させる流れで大ウケ。ナンセンスな芸風に共感を抱いたのか、94点もの高評価。結果は準優勝でしたが、SNSでも《優勝ZAZYでもよくないか?》《一番のツボだった》などと知名度は大幅にアップしたようです」(前出・お笑いライター)

 なお、審査員席で異彩を放ったザコシが後輩のマツモトクラブにつけた点数は88。トップバッターだったこともあって、控えめな点数にしたのかもしれないが、事務所の後輩でも忖度なしに最低点をつけたのは、審査員としても評価すべきかもしれない。

(石川ともこ)

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