卓球・張本智和が五輪選手養成機関「エリートアカデミー」を辞めた驚きの理由

 卓球男子世界ランキング4位(2019年4月時点)。3月14日の五輪公式ネットメディア「オリンピックチャンネル」が特集した〝東京2020で注視すべき12人のスーパースター〟にも選出。日本卓球界の若きエース・張本智和の仰天計画が、4月19日発売の「フライデー」で明らかになった。

 記事によると、張本は4月に「JOCエリートアカデミー」(東京都北区)を修了し、日大高校へ進学。「エリートアカデミー」は、五輪など国際競技で活躍できる若手選手を育成する期間で、中学1年から高校3年まで在籍できる。ところが張本は中学卒業後、あと3年を残し、エリートアカデミーから離れてしまったのだ。

「どうやら、教育熱心な母親は張本を東大に行かせたいようです。エリートアカデミーでは練習中心の生活になり、満足な勉強時間を確保できません。張本本人も勉強は好きなほうで、通っていた学習塾の学力テストでは、国語と算数で全国1位になったことがあるそうです。しかし、エリートアカデミーに入った後は勉強時間の不足により、成績は低下。これ以上、勉強を疎かにできないと思った母親と張本は思惑が一致し、エリートアカデミーを去ることになったようです」(スポーツ紙記者)

 実際のところ、張本は東大に入れるのか。

「東大は16年から推薦入試を始めました。19年2月13日の『高校生新聞ON LINE』によると、東大は『特定の分野や活動に卓越した能力を持つ志願者』を求めているといいます。20年の東京五輪でメダルを獲得すれば、東大が求める志願者像とドンピシャで一致。もちろん成績優秀であることも条件ですが、エリートアカデミーを離れた今、勉強にも力を入れられますし、そこは問題ないでしょう。五輪メダリストの東大生の誕生も夢ではありません」(前出・スポーツ紙記者)

 東大に合格した暁には、赤門で「チョレイ!」の雄叫びが響き渡るかもしれない。

(石田英明)

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