バルト三国のIT先進国でピンク産業が盛んなワケ「娼妓の牢獄が観光名所に」

 ソ連崩壊に伴う再独立から今年で30周年を迎えたバルト三国。その中でも最も北に位置するエストニアの首都タリンは、城壁に囲まれた旧市街が世界遺産に認定されている古都。その保存状態の良さから観光客にも人気があるが、この街には、中世から“ピンク産業が盛んな街”という知られざる一面がある。

 バルト海に面した港町のタリンは、中世の都市同盟「ハンザ同盟」の加盟都市として北ヨーロッパでも有数の貿易港として繁栄。「港町はピンク産業が盛ん」というのは今も昔も変わらず、街を訪れる海の男たちの身体と心を癒してきた。いわばこの街のピンク遊びは彼らの一番の楽しみでもあった。

 ちなみに現存するタリンの城壁の一部は「乙女の塔」(写真)と呼ばれ、現地の観光スポットになっているが、ここは脱走など罪を犯した娼妓を幽閉する牢獄だったという。そうした施設があったことから当時のピンク産業がかなりの規模であったことが想像できる。

 そんなタリンはロシアと陸続きであることに加え、フィンランドの首都ヘルシンキとはフェリーで2時間半ほどの距離にあるため、週末やバカンスシーズンには大勢の観光客が訪れる。新市街には交渉可能なフリーのピンク嬢が出入りするディスコが何軒もあり、女性をホテルに同伴できるナイトクラブ、日本のピンク店に相当するサウナ、マッサージの店も点在。ただし、タリンでは本番アリでも口でのオーラルなプレーはナシというのが一般的。追加料金次第では応じてくれるコもいるが、拒否される場合もあるので注意しよう。

 さらにエストニアは無料オンライン通話「スカイプ」発祥の国で、古い街並みらしからぬ最先端の情報ツールが浸透したIT先進国。エスコートクラブなどの出張系ピンク店のサイトも多いほか、店を介さずにマッチングアプリなどを使って客を取る女性もいる。

 相場は形態にもよるが70〜150ユーロ(約8900〜1万9000円 ※店舗の場合は入場料、ドリンクチャージが別途かかる場合も)。ただし、個人であれば50ユーロ(約6350円)程度の格安で遊べる場合もあるという。
 また、踊りなどのショーを行うクラブもあり、行為をせずに観覧を楽しむだけでもOK。物価は通貨がユーロの国では最も安い国のひとつで、ピンク遊びもヨーロッパでは比較的安い。

 観光もナイトライフも充実しているとあって、美人のピンク嬢に目がない男性にとっては、コロナ終息後に訪れてみたい街のひとつと言えるかもしれない。

(T-Factory)

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