サムライブルーはお嫌い?中澤佑二の“トリコロール発言”にファン騒然

 打点の高いヘディングシュートを武器に“ボンバーヘッド”の愛称で知られる元サッカー日本代表・中澤佑二が発したほんのささいな一言が、一部サッカーファンをザワつかせる事態になっている。

 それは12月19日に放送された「鉄道沿線ひたすら歩き旅」(テレビ東京系)でのこと。中澤は旅の途中から参加し、リーダーの福澤朗、ももいろクローバーZの佐々木彩夏とともに三陸鉄道走破の旅に挑んだ。

 そのオープニングトークでのこと。あーりんこと佐々木彩夏のマイクヘッドがイメージカラーのピンクであることを福澤が紹介した。なんでも佐々木のために番組スタッフがわざわざ用意したのだという。これを聞いた中澤は自分のマイクヘッドが黒であることに軽く不満を漏らすと、「これ、トリコロールにしてもらないですかね」と発言したのである。

「佐々木がピンクときて、次に中澤ですから、てっきり“サムライブルー”と呼ばれる日本代表の『青』と言うものだと思っていました。同じように考えた視聴者は少なくないようです。中澤といえば代表キャップ数は歴代4位の110という偉大な記録を持ち、W杯には2大会連続で出場。ディフェンダーとして史上最多となる17ゴールを記録しています。一時期は確実に日本代表の顔とも言える存在でした。それが青と言わなかったわけですから、サッカーファンが騒然とするのも当然でしょう」(週刊誌記者)

 中澤がほしがったトリコロールは所属した横浜F・マリノスのイメージカラー。つまり中澤は日本代表より横浜F・マリノスに愛着を持っているということになる。マリノスのサポーターには喜ばしい発言だろう。

「確かに中澤はマリノスの顔でもあります。ですが、生え抜きではありません。プロとしてピッチに立ったのはヴェルディ川崎(当時)。チームカラーはグリーンですが、ヴェルディに見出されていなければ、その後の活躍はなかったはず。ヴェルディ時代のファンを悲しませないためにも、やはり日本代表の『青』と答えたほうが無難だったのではないでしょうか」(前出・週刊誌記者)

 中澤が引退してからはや2年。それでもこうして話題になるのは、存在の大きさを物語っているのかもしれない。

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