「いきなり!ステーキ」の“メニュー改革”に不満の声「実質値上げでは…」

 かねてから経営不振がささやかれてきた「いきなり!ステーキ」が、12月1日からメニューを全店で大幅リニューアル。「チキンステーキ」や「和風おろしハンバーグ」、「チーズハンバーグ」など新たな顔ぶれも加わったが、同チェーンのファンからはこの“メニュー改革”に「ただの改悪では?」といった批判が相次いでいる。

「『いきなり!ステーキ』は今回のリニューアルについて、新メニューの登場や『ワイルドステーキ』と『ワイルドハンバーグ』が食べやすい150gから選べるようになったことなどを強調していますが、メニューをよくよく見るとランチタイムにセットだったライス・サラダ・スープが別オーダーとなっており、例えばランチに『ワイルドステーキ』(200g)にセット(サラダ・スープ・ライス)を付けて注文すると1243円(以下すべて税込価格)だったものが1353円となり、実質110円の値上げになっているのです」(フードライター)

 また他にも、17時までだったランチタイムを平日15時までに短縮、一部店舗で実施していた土日祝のランチタイムは撤廃。オーダーカットの肉はトップリブとミドルリブがなくなり、リブロース・ヒレ・サーロインの3種類のみに減らされており、同チェーンのファンからは《得になるのは150gセットの客だけかw》《利益率の低いメニューが削られてランチは値上げ?》《う〜ん、これはただの改悪では…評判落としてる中でこんなリニューアルするかね普通》などといった厳しい意見がネット上に寄せられていた。

「『いきなり!ステーキ』も自社競合による店舗の大量閉店から、さらに新型コロナウイルス感染拡大の影響も受けて非常に厳しい状況にあるのはわかりますが、”実質値上げ”的なやり方はあまり印象がよろしくないですね。これまで、『社長からのお願い』の掲示や訳あり店舗の運営者を募集する『いきなり社長システム』、ペッパーランチ事業の売却などでメディアを騒がせてきましたが、それでもついてきてくれたファンに対して今回のやり方は批判が出て当然だと思います」(前出・フードライター)

 もっと他にリニューアルすべきところがあると思うのだが…。

(小林洋三)

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