おっとりとした天然系キャラの印象が強い綾瀬はるかは、事務所の公式HPのプロフィールで「中学3年生の時、中国地区の駅伝大会に出場」「バスケットボールなどスポーツは何でも得意です」とアピールするほどの体育会系。
「中学生のときに憧れの先輩を追いかけてバスケ部に入ったそうで、そこでスポーツの楽しさに目覚めたようです。これといった成績は残していませんが、彼女らしいのは、ルールを覚えないまま3年間続けていたこと。ポジションはセンターだったそうですが、『とにかくパスを出せばよかったからルールは詳しくなくてもやっていけた』と、バラエティ番組で話していたほどです」(エンタメ誌ライター)
広島県出身の彼女が中国地区の大会に出たという駅伝の方は、校内のマラソン大会で好成績だったことから陸上部の監督にスカウトされ急遽メンバー入りをしたという、お墨付きの実力だった。
「そこで走ることの楽しさを知った綾瀬は、高校に入ると陸上部に所属します。しかし本格的となると合わなかったようで、1年のときに部活を休む口実としてホリプロスカウトキャラバンに応募。それがきっかけで芸能界デビューが決まってしまうところも、彼女らしいエピソードです」(芸能関係者)
しかし、底に秘めた運動神経のよさは女優として演技をする中でも要所で力を発揮している。
「ヒロインの春野スヤ役として出演するNHK大河ドラマ『いだてん』の第3回放送では、旧式の重い自転車を物凄い勢いでこぎ、時速30kmの汽車と並走するという圧倒的体力を見せました。しかもリハーサルなしの一発本番。その身体能力の高さに、スタッフはおろか主演の中村勘三郎も度肝を抜かれたといいます。同じ大河では、13年の『八重の桜』で主人公の新島八重を演じた際も、戊辰戦争の戦場シーンでスペンサー銃を持ち巧みに立ち回る俊敏さが話題となりました。日ごろの筋トレの賜物ですね」(夕刊紙記者)
人はまったく見かけによらないものだ。
(鈴木つかさ)