バイデン政権発足でオンナのバトル勃発!? ハリス氏の対抗馬は最年少女性知事

 すったもんだがありつつも、11月8日に民主党バイデン候補のアメリカ大統領選挙での当選確実が伝えられた。だが収まりのつかないトランプは予想通りの法廷戦術に出て、混沌は完全に去ってはいないが、バイデン政権発足の一方で、既に現地では早くも4年後に行われるだろう“女の闘い”に話題が移っているのだとか。

「来年1月に正式に大統領に就任した時点でバイデン氏は78歳と高齢。1期4年で退くのは確実なのでその次の候補、あるいは病気となった時の大統領代理として今回副大統領になるカマラ・ハリス氏(写真右)に注目が集まっています」(政治部記者)

 ハリス氏はジャマイカ系とインドのアジア系のルーツを持つ。初の黒人女性の副大統領候補として既に以前から大きな話題となっていた。選挙期間中の5月にミネソタ州ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警察官に殺された事件は「BLM(ブラック・ライブズ・マター)」という暴動にまで発展。となれば、バイデン氏→ハリス氏の権力の移譲は「差別のない国」への物語として紡がれ、バイデン票につながった経緯もある。

 だからバイデン候補が勝利宣言を行った後にハリス氏が、

「私は副大統領として最初の女性になるが、最後にはならない。なぜなら、今夜これを見ている小さな女の子の一人一人が、ここが可能性のある国であることを理解するからだ」

 とスピーチを行ったことで多くの共感を呼び、日本でもSNSで「感動した」、「勇気づけられた」と話題になったくらいだからだ。

 となればこれに対する共和党も同種の物語での対抗を迫られる。そこで次期大統領選挙の共和党候補としてニッキー・ヘイリー前国連大使の名前が急浮上しているという。

「インド系アメリカ人のヘイリー氏は大学卒業後に母親が経営する会社に勤めた後、地元サウスカロライナ州の下院議員から州知事へと1歩1歩着実に政治家への階段を上がった人物で、任期中は最年少の知事としても知られていました。もともとは泡沫候補だったところが、党内の支持を取り付け、当時の最年少知事となったように周囲からの信頼は厚い。そこでトランプ氏が国連大使に任命したのですが、時に政権から離れる人物を口汚く罵るトランプ氏も、彼女に対しては何ら批判的な発言を行いませんでした」

 春に行われた共和党の総会では、「Make America Great Again」と刺繍されたトランプのシンボルのMAGAキャップが売られている横で、「ニッキー・ヘイリー2024」と書かれた帽子がよく売れたとか。周囲の予想通り4年後には、「仁義なき女の闘い」がアメリカの行方を左右することになるだろうか。

(猫間滋)

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