「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が10月25日までに興行収入100億円を突破した。公開より約10日での100億円突破は日本で公開された映画史上最速となり、映画史の新たな1ページを刻むほどの大ブームを起こしている。
「『鬼滅の刃』はアニメ化がきっかけで社会現象を巻き起こすほどの人気を集めました。原作の面白さもさることながら、アニメ制作会社ufotableの“神作画”でアニメファンの心を鷲掴み。その制作陣で作られた映画は、ご存知の通り、興行収入100億円を突破し、最終興行収入300億を目指し、今なお爆進中です」(エンタメ誌ライター)
そんな「鬼滅の刃」だが、「週刊少年ジャンプ」(集英社)での連載はすでに完結。人気絶頂の中での連載終了に、ネットでは同誌を心配する声も少なくはなかった。しかし、今、ジャンプ作品で新たにブームの火種となるアニメが生まれ、ネットを騒がせている。
その作品の名前は「呪術廻戦」。ある強力な「呪物」の封印が解かれたことで、主人公・虎杖悠仁が“呪霊”との戦いを繰り広げていくダークファンタジーだ。
「現在ジャンプで連載中の『呪術廻戦』のアニメ版が10月2日に地上波で放送スタート。第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞に選出された『この世界の片隅に』を手掛けたMAPPAが制作を手掛け、『アニメのクオリティが高い』と放送直後からネットでは話題を呼びました。主題歌も若者を中心に支持を集める人気アーティスト・Eveを起用するなど気合いの入れようが伝わります」(エンタメ誌ライター)
アニメ放送後にコミックスの発行部数が250万から1200万部まで跳ね上がった「鬼滅の刃」。「呪術廻戦」もアニメに大きな力を入れており、大きな可能性を秘めているのは間違いない。果たして「鬼滅の刃」に続くジャンプの看板作品になることができるのだろうか。
(立花るい)