「不妊は堕胎が原因です」デヴィ夫人の問題発言が「イッテQ」降板に発展!?

 デヴィ夫人の暴言に、日本中の女性たちが憤っているようだ。10月24日放送の「胸いっぱいサミット!」(関西テレビ)でデヴィ夫人は「不妊になるのはあの堕胎が原因です」と断言。それに加えて不妊に悩む女性は堕胎したことを「隠してますよ、全員が」とまで言い放ったのである。

「すでに多くのメディアや産婦人科医がデヴィ夫人の暴言を根拠がないものとして否定。日本中に何十万人といる不妊に悩む女性やその家族、そして不妊治療経験者の全員がデヴィ夫人に激怒しています。なかには《この話題を見聞きするだけで涙が出る》といって、デヴィ夫人に関する報道をシャットアウトしている女性も少なくありません。世の中に様々な失言がありますが、これほど多くの人を傷つけている暴言はそうそうないことでしょう」(女性誌ライター)

 しかし御年80歳で、インドネシア大統領夫人でもあったデヴィ夫人にはどこ吹く風。なにしろ番組放送後にもツイッターで「私の知る限り不妊の多くは堕胎の経験者」と主張しているのである。そんなデヴィ夫人に各方面から怒りがぶつけられるなか、難しい対応を迫られているのが日本テレビだという。今回の問題発言は関西テレビの番組で発せられたものだが…。

「関西テレビでは『胸いっぱいサミット!』はもちろん、全国ネットで放送されている『土曜はナニする!?』でもデヴィ夫人の起用を見送ることになるでしょう。それは当事者としての責任ですから、ある意味わかりやすい対応でもあります。それに対してデヴィ夫人が準レギュラーを務める『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)では、他局での発言を理由に降板させるべきかどうかという判断に迫られることになります。デヴィ夫人自身は自分の発言が正しいと信じているので、『イッテQ』からも降板となったら大反発する可能性が大きい。だからと言って今後も出演し続けたら、視聴者が《日本テレビは不妊治療をバカにしているのか!》と激怒するのは確実。とくに『イッテQ』は、女性視聴者層が多いことでスポンサー受けもいいドル箱番組。《デヴィ夫人の顔は観たくない》《しれっと出ていたらスポンサーが黙っていないだろう》といった声がネット上でもあがっており、日本テレビは難しい舵取りを余儀なくされそうです」(前出・女性誌ライター)

 あらゆるテレビ局は今後、あのデヴィ夫人の発言を“なかったこと”とするのか。それとも断固とした措置を取るのか。いずれにしても「踏み絵」を突きつけられることになりそうだ。

(北野大知)

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