市場規模は8000億円!「JNFサプリメントアドバイザー」の資格でどう稼ぐ?

 新型コロナウイルス感染拡大を受けて免疫力やヘルスケアに注目が集まる中、需要拡大が予想されるのがサプリメント。TPCマーケティングリサーチの調査によれば、2020年度の市場規模は8022億円になる見通しです。

 そこで今回、ご紹介するのが「JNFサプリメントアドバイザー」。サプリメントの成分や有用性など幅広い知識が学べる資格です。

 それでは例題を見てみましょう。

〈問1〉「ストレスを低減する」「睡眠の質を高める」とパッケージに記されたチョコ(機能性表示食品)が人気を集めています。この商品に含まれるアミノ酸で、「副交感神経」の活動を促すのは【1】アラキドン酸、【2】アスパラギン酸、【3】BCAA、【4】GABAのうちどれ?

〈問2〉アメリカなど世界80カ国以上で、穀物に添加することが義務付けられているビタミンB群の一種は【1】ロズマリン酸、【2】リノール酸、【3】マタタビ酸、【4】葉酸のうちどれ?

 資格取得の流れとしては、通信教育制の養成講座を受講し、3回の添削課題にパスすることで認定されます。課題では択一式だけでなく記述式問題や小論文も出題され、合格するためには公式テキストをしっかり読み込んで勉強する必要があります。例題の答えは〈問1〉が【4】、〈問2〉が【4】です。

 どんな仕事をするうえでも体が資本。がむしゃらに働くのも結構ですが、体を壊してしまったら元も子もありません。かくいう私もこの資格への挑戦をきっかけに、毎日の体調や食事に合わせてサプリを摂取するようになりました。

 サプリと聞くと、味もそっけもない錠剤をイメージしがちですが、最近はフルーツ味のグミタイプの商品も出ているので、おやつ感覚で摂取することができます。

 一昔前まで、日本は「サプリ後進国」と呼ばれていましたが、逆の見方をすれば、多くのビジネスチャンスが埋もれているということ。

 例えば、ドラッグストアで登録販売者として働く方がこの資格を取得すれば鬼に金棒。「サプリメントアドバイザー」の肩書をアピールすれば、「便秘気味なんです」「なぜかイライラすることが多くて‥‥」といった悩みを抱える人に最適のサプリや機能性表示食品をすすめることもできて、昇給や評価アップにつながるかもしれません。

 美容師の方なら抜け毛の悩みに、スポーツインストラクターの方なら効率よく痩せるために、それぞれどんなサプリがいいのか、顧客にアドバイスすることで信頼度やリピート率がアップするはず。

 ただ、医薬品的な効能効果の標榜は、やり方を間違えると薬機法に抵触してしまうケースもあるので要注意。この資格の勉強を通じて、こうした法知識も身につけておきましょう。

 正しいサプリの知識を身につけ、自他の健康に役立ててはいかがでしょうか。

儲かる指数:75

鈴木秀明(すずきひであき)/81年生まれ。東京大学理学部、東京大学公共政策大学院を経て資格アドバイザーに。取得資格数は約700。

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