高視聴率の立役者!?「半沢直樹」にネット規制をかけた芸能事務所の思惑とは?

 8月16日に放送された堺雅人主演のテレビドラマ「半沢直樹」第5話の視聴率が、25.5%だったことがわかった。同ドラマは、前回の視聴率から大きく数字を上げ、ついに令和のドラマ史上、最高の数字をマークすることとなった。

「第1部の1話から4話は、視聴率22%から23%の横ばいとなっており、一部で5話以降の“中だるみ”が心配されていました。しかし、フタを開けてみれば一気に2.6ポイントも上昇させ、第2シーズンで最高視聴率を更新。今回から、航空会社の再建に半沢が挑む新章に突入したため、第5話から見始めたという新規の視聴者も多かったようです」(テレビ誌記者)

 そんな「半沢直樹」といえば、放送後にネットで番組を視聴できる“見逃し配信”を一切行っていない。TBS公式サイトで「私の家政夫ナギサさん」、「MIU404」といった人気ドラマは閲覧可能となっているが、「半沢直樹」はダイジェスト版と次回予告のみ公開となっている。

 そのためネットでは「日曜はいつも仕事でテレビのレコーダーを持っていない俺はどうすればいいんだよ!」「今時、見逃し配信がないなんて時代に逆行してる」という声のほか、「TBSはそこまでして視聴率がほしいのか!」と放送局への批判も目立っている。

 だが、8月18日発売の「週刊女性」によると、その理由は“局の事情”とは関係ないところにあるという。

「『週刊女性』がTBS関係者を取材したところ、見逃し配信ができないのはTBSの都合ではなく、主演の堺が所属する芸能事務所の意向なのだとか。どうやらそこの上層部が『テレビでしか見られないから価値がある』と考え、配信に許可を出していないそう。その甲斐あってか、半沢は毎週ツイッタートレンドが世界一となり、視聴者からも『久々にテレビが盛り上がっていて楽しい』『毎週、家族と一緒にテレビの前に座ってかぶりつきで見るなんて何年ぶりだろう』と、リアルタイム視聴の盛り上がりに好意的な意見も出ています。また、見逃し配信がないことで心配されていた視聴率の尻すぼみも今のところありません。そのため、このまま高視聴率を維持できれば、見逃し配信なしの作品が今後も出てくる可能性はあるでしょう」(前出・テレビ誌記者)

 絶対に見逃せないという状況が、半沢ブームの過熱を後押ししているのかもしれない。

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