帝国重工、ダイワ食品、トキワ自動車…「半沢直樹」に隠された“恩返し演出”

 堺雅人主演の日曜劇場「半沢直樹」(TBS系)の第5話が8月16日に放送され、世帯平均視聴率25.5%(関東地区)と、ドラマとしては“令和最高”の視聴率を叩き出した。さらに放送直後には「#半沢直樹」が5週連続ツイッターのトレンド世界一に輝き、大きな注目を集めている。

「2013年、堺雅人主演で放送され、半沢の決めゼリフ『倍返しだ!』が社会現象にもなった池井戸潤原作のドラマの続編。7年を経ても人気は衰えておらず、視聴率は今クールでダントツです。今回は、出向先の東京セントラル証券から東京中央銀行に返り咲いた半沢が、帝国航空の再建に挑む物語。その中でまさかのセリフが半沢から飛び出し、ネットで驚きの声が上がっています」(芸能ライター)

 帝国航空の現状を視察した半沢が部下の田島(入江甚儀)に、「俺はバンカーとして色々な企業を見てきた」として自ら担当してきた企業の名をあげていく。

「大阪の町工場に製鉄所、大型ホテルチェーン、帝国重工…」

 この「帝国重工」、じつは同じ日曜劇場枠で放送された池井戸潤原作ドラマ「下町ロケット」(TBS系)でおなじみの企業名だったのだ。

「帝国重工は、インフラの整備、産業機械、さらには宇宙事業まで参画する巨大企業。特にロケットの部品供給について主人公の佃航平(阿部寛)と帝国重工の宇宙航空部部長・財前(吉川晃司)との熱い友情は、多くの視聴者の心を打ちました。その会社を半沢が担当していたという心憎い演出に『胸アツ』『これが帝国重工の再建という池井戸ファンにとって夢のコラボだったら』といったコメントもあがっています。なお、7月に放送された第1話では、株価を表示するボードに、『陸王』のダイワ食品、『ノーサイド・ゲーム』のトキワ自動車、『陸王』のアトランティスといった、池井戸作品に登場した企業名が並んでいました。こうした演出について、日曜夜の枠を盛り上げてきた池井戸ドラマへのリスペクト、“恩返し演出”と見るムキも少なくありません。こういう細かい仕掛けが随所に散りばめられているので、“池井戸ファン”は一瞬たりとも画面から目が離せない状況となっているようです」(女性誌記者)

 前作の最終話では42.2%をマークして「平成1位」となった「半沢直樹」。すでに「令和1位」の称号を得た今、「倍返しだ!」を超える決めゼリフの登場にも期待したい。

(窪田史朗)

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