「つい1週間ほど前には、ミスコン入賞者の女子大生のプロフィール写真がLINEで送られてきましたよ。そう、今はLINEでパパ活希望の女性の情報が回ってくるんです」
こう語るのは健康&ダイエット食品の通販を中心にネットビジネスを手掛けるA氏。いわゆる富裕層である。そんなA氏は数年前に入会費だけで30万もする高級交際クラブに入会。まさに高嶺の花との割り切った交際、今でいう「パパ活希望」の女性との出会いを楽しんでいるわけだが、ここにきて、トンデモないリストが出回ってきているという。
「ミスコン入賞者の女子大生をはじめ、国民的人気グループに所属していたアイドルとかVシネマで活躍している女優なんかの名前もLINEで送られてくるんです。都市伝説? いやいや正直、自分が入会している交際クラブは社会的地位の高い人も多いところで、何より信用第一を心掛けているので、しょうもないガセネタは出してこないですよ」(A氏)
彼の言葉を信じるとすれば、アイドルや女優といった芸能美女たちがこっそり裏でパパ活を始めていることになる。芸能界の裏事情に精通するジャーナリストもこう語る。
「コロナ禍による自粛で大きなダメージを受けたのは飲食店や百貨店、観光業だけではありません。握手会や撮影会といったイベントでグッズの物販などで稼いでいたアイドルたちもまたメインの収入源を失うこととなりました。その多くが個人事業主であったため、きちんと確定申告を行っていたアイドルは持続化給付金を受け取って何とかしのいできましたが、その金も尽きつつある。オンラインイベントで投げ銭を得るのも限界があり、大半は貯金を切り崩して生活しています」
それは舞台やVシネマを中心に活動していた女優たちも同じだという。
「舞台が相次いで中止になったばかりか、今後もソーシャルディスタンスによる席数の削減で、ギャラのダウンは避けられない状況。ドラマを主戦場にしていた女優も、脇役や凖レギュラーの枠が減っていることから、主役級の大物でない限り、ほとんどが仕事を減らしているんです」(前出・ジャーナリスト)
その結果、前出のA氏が入会しているような高級交際クラブの「パパ活リスト」に、芸能美女の名がゾロゾロ出てきたというわけだ。A氏がこう続ける。
「自分がそうした芸能美女リストを見た中で驚いたのは、かつてはバラエティ番組でもたびたび活躍していた女優でタレントのH。今はもうアラフォーの域に達していますが、相変わらずスタイル抜群で、ファンも多い。そんなHが1カ月抱き放題で、1000万円という話だったんです。緊急事態宣言の最中、4月末頃に更新されたリストにHの名前が加わっていて驚きました。複数の男性を相手にするよりも感染リスクが抑えられるという理由で、この『1カ月1000万円』という“料金設定”になったそうです。自分は手を挙げていませんが、パパ志願の男性が殺到したと思いますよ」
かつて人気を博した超有名芸能美女もいれば、高級ピンク店も顔負けの強気の設定で売り出すアイドルも……。
「熱狂的なファンぐらいしか知らない地下アイドルもよくリストに載っていますけど、“大人のお付き合い”を含めた1回のデートで4万か5万程度ですよ。アイドルにすれば不特定の客を相手にするような店舗だと、やはりコロナ感染の危険性があるし、そもそも情報が出回りやすい。高級交際クラブで、それなりのお金持ちのパパをゲットしたほうが、安全かつ定期収入が見込めますからね。悪い話ではないんです」(前出・ジャーナリスト)
もしかして、あなたが好きなあの女優やアイドルも、秘密のリストに名を連ねているかもしれない。
(降矢公平)
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