7月26日に放送された堺雅人主演ドラマ「半沢直樹」(TBS系)第2話が、関東地区で前回を上回る22.1%もの高視聴率をマークしていたことがわかった。
「通常、連続ドラマは2話で視聴率を落とすことが多いのですが、半沢は1話の22%から0.1ポイントアップ。なお、関西地区では1話を3ポイント以上も上回る26.4%でした。また今回も、先週に引き続き『#半沢直樹』がツイッタートレンド世界一に輝き、大きな注目を集めました」(テレビ誌記者)
そんな「半沢」は次回の第3話から、2013年オンエアの第1シーズンにおいてオネエ口調が話題となった金融庁検査局の主任検査官・黒崎駿一に扮する片岡愛之助、そしてスピンオフ「半沢直樹Ⅱ エピソードゼロ〜狙われた半沢直樹のパスワード〜」にて敏腕プログラマー役を演じた吉沢亮の出演が発表。さらなる視聴率の上積みが確実視されている。
だが一方で、視聴者から心配されている部分もあるという。
「片岡と吉沢が演じるキャラクターは、第2シーズン前半の原作『ロスジェネの逆襲』には登場しません。そのため、第3話からはオリジナル色の強いストーリーになると言われています。それだけに、作品の出来は脚本によって大きく左右されるところですが、今作では、高評価だった前作の脚本家・八津弘幸氏から丑尾健太郎氏に変更されています。丑尾氏といえば過去、日曜劇場の『小さな巨人』(TBS系)や『HEAT』(フジテレビ系)などの話題作を手がけていますが、どれも評判はイマイチです。そのため、半沢ファンからは《3話は脚本家の力量が試されそう》《次回こそが、最後まで視聴者を引っ張れるかの正念場》と注目が集まっています」(前出・テレビ誌記者)
第1シーズンでは半沢の宿敵であり、香川照之が演じる大和田元常務も「ロスジェネの逆襲」には登場していない。しかし、2話で大和田が半沢に言い放った「お・し・ま・いDEATH!」と首を掻っ切るシーンはネットで大ウケとなった。さらに次話の番組欄を見ると、《「半沢直樹」第3話【黒崎襲来!! な・お・きにお仕置きよ!!】》と「お・し・ま・いDEATH!」に続く名セリフがごていねいにネタバレされているようだが、原作を読んだ人間でも予測のつかない展開が、高視聴率の一因となっているのかもしれない。