横浜流星のキスシーンをどう撮った!? 7月ドラマ「わたどう」と新しい収録様式

 新型コロナウイルスの影響で、今春スタートの新ドラマは軒並み撮影ストップ。今後の放送予定も立たないでいる。そんな中、6月2日発売の「女性自身」は日本テレビの「ドラマ撮影マニュアル」を入手したとしてその内容を細かく伝えている。

 64ページにも及ぶそのマニュアルでは「カメラ台数や撮影チームの規模を最小に」、「打ち合わせやオーディションなどは原則リモート」、「1日の撮影時間は12時間まで(うち2時間は休憩)」と定められ、これまで当たり前と思われていたドラマ収録の仕方を大きく変えるものだった。

 場面作りの中でもいちばん苦慮しそうなシーンは、アクションやラブシーンなどのようだ。記事によるとアクションシーンは、マスクを着けてリハーサルを入念に行い、本番のテイクを減らす。ラブシーンは、出演者本人と事務所の了承をとったうえで、「本番一発撮り」になるよう留意する、となっているようだ。そして同記事には人気俳優・横浜流星のファンを喜ばせる記述があったという。

「7月から放送予定だった横浜流星と浜辺美波のW主演ドラマ『私たちはどうかしている』(日本テレビ系)ですが、このコロナ禍では原作にあるようなキスシーンはあまり拝めないのでは…と危惧するファンは多かったはず。しかし、記事ではすでに3月の段階で横浜流星と浜辺のラブシーンを強行撮影していた可能性について触れています。もしこれが事実なら、今後オンエアが予定される第1話はファン必見となりそう」(芸能記者)

 横浜流星といえば2019年1月クールでオンエアされた「初めて恋をした日に読む話」(TBS系)で深田恭子を相手に披露したキスシーンがあまりにも有名だ。今年2月の「第44回エランドール賞」の授賞式で、新人賞を獲得した横浜流星を祝福すべく、深田恭子がサプライズゲストとして登場。2人が檀上でアツいハグを交わしたエピソードも知られている。イベントにおいても、今後はこうしたシーンはなかなか拝めないだろう。

「コロナ感染を防ぐために“3密”を守ろうとすれば、アクションも、男女の密接なシーンも、群衆シーンも難しくなります。けれども、それらがなければドラマは成り立ちません。今後は密閉空間のようなスタジオ撮影を極力減らし、屋外でのロケを増やすしかない。キスシーンも唇を重ねず、カメラ撮りの角度によってキスしているように見せることも求められると思います。また、出演者や制作スタッフには事前にPCR検査を受けてもらい、毎回体温を測るなどが必要になるかもしれません」(ドラマ制作関係者)

 ドラマ制作としては窮地に陥っているかもしれないが、そこから生まれる新たな名シーンに期待したいところだ。

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