小芝風花、念願の朝ドラヒロインにつなげる大河「遊女役」ゲットも抱える「不安」

 2019年5月配信の「Smart FLASH」で、朝ドラのヒロインが目標であることを明かしていた女優の小芝風花。2月2日、NHKは25年度前期連続テレビ小説「あんぱん」のヒロインを発表したが、小芝ではなく女優の今田美桜だった。小芝ファンからはため息が漏れたわけだが、一方で吉報も届いた。

 NHKは19日、俳優の横浜流星主演の25年大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に小芝が出演することを発表。小芝が演じるのは江戸時代、貸本屋から出版業を起こし、〝江戸のメディア王〟として活躍した主人公・蔦屋重三郎の幼なじみで、伝説の遊女となった女性。小芝は「私は大河ドラマに出演させていただくのも初めてなのですが、〝伝説の遊女〟ということで余計に緊張しております」などとコメントした。

 朝ドラのヒロインを逃したばかりだが、大河ドラマに初出演が決定。現在は放送中のドラマ「大奥」(フジテレビ系)で主演。公開中の映画「レディ加賀」でも主演を務め、石川・加賀温泉の老舗旅館の若女将を好演している。

 NHKへの貢献度も高く、15年後期の朝ドラ「あさが来た」でヒロインの娘役、19年の「トクサツガガガ」では連続ドラマ初主演を果たし、コメディエンヌとしての資質も感じさせた。「べらぼう」で遊女役を演じきれば、念願の朝ドラヒロイン、大河主演の座も引き寄せることができるのではないだろうか。ただ、懸念される点もあるという。

「小芝といえば、清楚系で美人というよりは〝かわいい〟タイプ。26歳にしては幼い感じのする童顔です。艶っぽさが求められる遊女役は、小芝にとっては荷が重いかもしれません。ネット上では《期待しかない》《意外とはまり役》などと小芝ファンは楽しみにしているようですが、《違うなぁ》《伝説の遊女にしては子供っぽい》《長屋の健気な町娘みたいな役を見たい》などと不安視するコメントも少なくない。23年のドラマ『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系)では、自身のイメージとは180度違った金髪のやさぐれ女を好演しており、『べらぼう』でもいい意味で期待を裏切ってほしいですね」(テレビ誌ライター)

 朝ドラの無念を大河ドラマで晴らせるか、注目だ。

(石田英明)

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