なぜ他のメンバーだけが謝る?手越の「お詫び文」はSnow Man岩本のコピペだった

 またもやジャニーズ事務所お得意の「他のメンバーが勢ぞろいして謝罪」が繰り広げられた。5月27日放送のラジオ番組「テゴマスのらじお」(MBSラジオ)にて、NEWSの増田貴久、加藤シゲアキ、小山慶一郎の3人が手越祐也の活動自粛について謝罪の言葉を口にしたもの。

 手越と増田の二人がMCを務める同番組ではこの日、冒頭で増田が「本当にごめんなさい」と手越の件で世間を騒がせたことを謝罪。さらに小山と加藤も番組に参加し、加藤が「ご迷惑をお掛けしております」、小山が「世間の皆さんに心配お掛けしたことは申し訳ございませんでした」との言葉を口にしていた。

「またもやメンバーが頭を下げるのかと呆れましたね。TOKIOで山口達也が不祥事を起こした際には残りの4人が勢ぞろいしての謝罪会見。Snow Manで岩本照が活動自粛になった時には3月30日放送の『CDTVライブ』(TBS系)で残りのメンバーが生謝罪をしたのは記憶に新しいところです。そしてNEWSでも他のメンバーたちに頭を下げさせるというジャニーズ事務所の悪弊が繰り返されました。しかし謝罪すべきはむしろ手越に好き勝手をさせていたマネージャーや経営陣のはず。一般企業の不祥事では同僚が世間に謝ることなどありえないのに、なぜジャニーズ事務所ではそうなってしまうのか、理解に苦しむところです」(週刊誌記者)

 ジャニーズ事務所では公式サイトに「弊社所属タレント手越祐也(NEWS)に関するご報告」と題した文章を掲載。文中には「心よりお詫び申し上げます」「弊社といたしましては重く受け止めております」「所属事務所といたしましては(中略)責任を感じております」といった文言が並んでいる。そんな“ご報告”のはらむ問題点について、前出の週刊誌記者が続ける。

「責任を感じるとは書いてあるものの、文中では手越が『自覚と責任に著しくかけておりました』と言及。まるで問題は手越にあると主張したいかのようで、所属事務所としての管理責任が果たせていなかったことの反省や謝罪が感じられない内容となっています。そもそも3月30日にSnow Manの岩本照が活動を自粛した際にも、発表文には『これを機により一層気を引き締めて改善に努めてまいります』『皆様より信頼していただくことができる会社を目指して精進してまいります』と書いてあったのに、そこから2カ月も経たないうちにこれですからね。この調子では今後について『所属事務所としては真摯に向き合ってまいります』と綴ったところで、その言葉に重みを感じられないのも無理はありません」

 その岩本と手越の発表文は両方とも、「改めまして、この度は、皆様にご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、重ねてお詫び申し上げます」と、一言一句同じ文章で締められている。こんな肝心な部分をコピペしているようでは、真摯さが伝わってこないのも無理はなさそうだ。

(北野大知)

エンタメ