「フジテレビ批評」で酷評の嵐、「わたしの宝物」に「何の話かわからない」

 30代後半で大ブレイクを果たした女優の松本若菜(40・写真)が主演を務める9月クールの連続ドラマ「わたしの宝物」(フジテレビ系)が苦戦を強いられている。芸能ライターが語る。

「大ブレイク中の松本若菜にとっては、7月期の『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)に続いて2クール連続となる主演作。人気俳優の田中圭、Snow Manの深澤辰哉を相手役に、夫以外の男性との間にできた子供を育てる主婦という、難解な役どころを演じています。第1話では、夫役の田中圭がモラハラ夫を演じて大反響となったものの、視聴率は5.1%とふるわず、10月31日放送の第3話は3.7%と降下。打ち切りの危険水域となる3%割れが危惧されています」

 11月9日放送の「フジテレビ批評」では、袋叩きにされる一幕が見られた。人気企画「秋ドラマ辛口放談 後編」で、ドラマ考察ユーチューバーでお笑い芸人の大島育宙が、オススメ作品の第3位に挙げたのが、この「わたしの宝物」。大島は23年放送の「あなたがしてくれなくても」(フジテレビ系)の制作チームが関わっている点に着目し、「新たな挑戦をしてくれて、味はけっこうそのままでツッコミどころが増えてるっていうのがお得感があって」と推薦理由を語った。

 ところが、他の出演者3人の反応はイマイチ。「感情の描き方が端折られている」「まずタイトルで何の話かよくわからない」「托卵っていうテーマを考えた時点でもう企画は終わっちゃったのかな」「托卵って言ってるけど、それ以前の人物設定の問題かな…それとも時間の問題かな。急ぎ過ぎてる」などと酷評の嵐がスタジオに吹き荒れた。オススメの第3位にプッシュした大島は苦笑いを浮かべるしかなかったが、「こういうふうに感想が盛り上がる作品ではあると思う」と述べると、他の3人も納得した様子だった。

「フジテレビでフジテレビのドラマを酷評するのは、まさに『フジテレビ批評』の真骨頂。たしかに視聴率はふるわないかもしれませんが、配信サービス『TVer』でお気に入り登録をしているのは106万人以上とトップを独走。不貞や家庭内のモラハラなど、お茶の間で楽しむというより、ひとり時間に配信でこっそり楽しむのに適した作品と言えるかもしれません」(メディア誌ライター)

 大島が語ったとおり、YouTubeをチェックすると、多くの「考察動画」がアップされている。14日放送の第4話ではどんな話題を提供してくれるのか。「わたしの宝物」は要チェックだ。

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