“巣ごもり需要”で品薄状態!10年前のミシンについた驚きの値段は…

 あれほど手に入らなかったマスク。だが、最近では店頭に並んでいるのを目にする。悪質な「転売ヤー」は減ったとはいえ、まだまだ価格は高い。そこで、手作りをする人が増え続けている。ネットには立体マスクの型紙や作り方動画などが続々とアップ。だが、手作り需要拡大で品薄状態になった商品がある。家庭用ミシンだ。

「4月初旬に新聞でミシン人気の高まりが報じられるや、中古市場もにわかに活気づいてきています」

 と言うのは、都内リサイクルショップ店長。我が家には、子供の入学時に上履き入れを作るという名目で妻が買ったミシンがある。初心者向けの“10年選手”で、ホコリが積もった状態。でも、故障はない。これでいくらになるのか。

「マスクを作りたいという人が求めているのは、新品でも安価な1万円ほどのミシンです。つまり、中古市場で1万円より安ければ、手作りマスク用に買う人もいるでしょう。ただ、最近のミシンは、1万円台でもコンピューター内蔵のスグレモノがあります。10年モノの中古ミシンとなると、機能的にだいぶ劣るので、頑張っても3000円程度の買い取りですね」(前出・店長)

 ならば、フリマサイト「メルカリ」でお宝化できないかと思った。が、10年前の初心者向けシンガーミシンは7800円で買い手がいたが、それより高額となると、いずれも多機能なものばかりだった。ただ、ミシンの出品多数で、今が売り時なのは間違いない。

マネー