「ロックダウン」「オーバーシュート」「ソーシャルディスタンス」と、コロナ禍でますます存在感を増す小池百合子都知事。シャレた横文字を多用する“女帝”の裏にはコワ〜イ素顔が!
4月23日の会見では「ステイホーム週間」と名付け、GW期間中の外泊自粛を呼びかけた小池知事。
社会部記者が明かす。
「アベノマスク、30万円給付、自宅でくつろぐ動画の不評3点セットで支持率を急落させている安倍総理とは対照的に、コロナの脅威に憤然と立ち向かう勇ましい姿勢が支持を集めている。ネット上では知事の発言を受け、マスク姿の小池知事が半径2メートル内に群衆を近寄らせない『密です』ゲームまで登場した」
この反響に、本人もまんざらではなさそうだが、ジャーナリストの横田一氏はこう語る。
「小池知事は3月末の3連休まで『東京五輪は予定どおり開催』と楽観的に語っていた。ところが、安倍総理が国会で五輪延期を言及したのと同調するように『重大局面』とコロッと豹変、厳しいコロナウイルスの状況を語り始めました。3連休中に外出自粛要請を出さなかったことが感染拡大につながったにもかかわらず、まるで自分がコロナの火消し役になったようなパフォーマンスをしている」
実は横田氏は、17年秋に小池知事が「希望の党」を結成した際、「排除」発言を引き出した人物だ。
前出・社会部記者が説明する。
「あの発言で小池新党は失速しただけに、本人も『言葉が過ぎた』と後悔している様子だった。しかし、あの記者(横田氏)には『それは質問じゃなくて、アナタの主張じゃないの!』と厳しく切り返し、事実上、会見から排除してきました」
もちろん、横田氏も負けてはいない。
「昨年12月末から会見に通っていますが、今のところ21回連続で無視されています。以前は司会者がランダムに記者を指して質疑を行っていたのですが、最近は知事みずからが質問者を指名するようになった。実は手元にマスコミの席次表があって、それをチラチラ見ながら、気に入らない記者は絶対に指さないようにしているのです。口先では耳障りのいいことを連発しても、中身はスカスカ。そのギャップを隠すために記者を選別しているとしか思えませんね」
この“自分ファースト”の姿勢で東京を守れるか、不安は募る。