4・24緊急警報!東京「大塚〜駒込」間で巨大“高齢者クラスター”発生危機

 新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するため、「外出自粛」が叫ばれている。だが、近所への買い物では飽き足らないのか、緊急事態宣言が発令されておよそ2週間が経過したあたりから、再び都内各所の繁華街へと出かける人の姿が報道され始めている。

 多くの繁華街の中でも、特に人の出足が多いと思われるのが、“おばあちゃんの原宿”と呼ばれる東京都豊島区の巣鴨地蔵通り商店街だ。テレビの撮影でここをよく訪れているというテレビ番組制作会社のディレクターは言う。

「巣鴨地蔵通り商店街はお年寄りが多く、バラエティ番組や情報番組でお年寄りのコメントを撮影する場合に使います。さすがに今は行くことはできませんが、ネットやSNSを見るとそれなりの人手のようですね。以前、自分が訪れた時とそれほど変わらないような気がします。しかもマスクをしていない人がかなりいました。巣鴨がクラスター化しないかと心配になりましたよ」

 年配の方は新型コロナウイルスに感染すると重篤化するケースが多く、人一倍気をつけてほしいもの。だが、残念ながら政府の「自粛要請」は高齢者の耳にしっかりと届いていないようだ。

 特に4月14日の人手は多かったと報じられている。

「巣鴨地蔵通り商店街では『4の日』として、各月の4日、14日、24日には露天が出て大いに賑わいます。そのため4月14日にも多くの人が訪れたんです。ここへはJR山手線の巣鴨駅か、都電荒川線の庚申塚停留所が最寄り駅になります。都電は混雑するので、地元の人たちの間では『4の付く日は都電に乗るな』と言われていると聞きました。4月24日にまた多くの高齢者が殺到するのではないか不安になりました」(タウン誌ライター)

 長年通い続けたことで身に染みついた「4の習慣」が、このコロナ禍では大きな脅威になるというのだ。巣鴨駅は一大ショッピング街がある池袋駅から山手線で2つ目、大塚駅と駒込駅の間にある。すでに「4の日」の露天営業や店舗の営業は自粛されている。14日はそれを知らずに集まってきた人が続出したという。当然、4月24日も自粛するが、巣鴨地蔵通り商店街の長さはおよそ800メートル。もし万が一にも再び高齢者が集まるような事態になれば「巨大クラスター」を招きかねない。

 自身と周りの人の命を守るためにも、巣鴨地蔵通り商店街を訪れることがないようにしたい。

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