妊婦用に配布した製品に「毛の混入」「変色」などの不良品があったことで、信用ガタ落ちとなった“政府公認”のマスク。だが、さらに驚くべきクレームが寄せられていた。
毎日新聞が4月21日に配信した記事によれば、それ以外にも「不良品報告」が相次ぎ、なかにはカビが付着しているものや、虫や糸くずが混入しているケースもあったという。
「すでにツイッター上ではガーゼ部分のおよそ半分が黒く変色した“カビノマスク”の画像が多数アップされています。それと同時に、気になるのはアベノマスクがいったいどこで作られているかという点。毎日新聞の記事では、商社を通じて中国製のマスクを調達している可能性について触れていますが、この中国製のマスクというのが実にやっかい。きちんと衛生管理ができていない工場で作られているケースが多く、各SNS上では、ズサンすぎる生産現場をとらえた動画が拡散されています。なかには、工場スタッフと思しき中国人男性が、不敵な笑みを浮かべながら材料となる不織布で靴の汚れをふいていたりするような不謹慎な動画も見受けられました。今さら虫や排泄物が混入していたと聞いても驚きません」(社会部記者)
ただでさえ、市販の不織布マスクに比べて、「小さすぎるよ!」と不評を買っているアベノマスク。これがカビノマスク、ムシノマスクへとさらなる“劣化”が指摘されては、「税金のムダ遣い」を指摘する国民の怒りはさらにヒートアップしていくだろう。
「安倍総理への批判はもちろんですが、じつはこのカビノマスク騒動でヤリ玉にあげられている人物がいます。総理秘書官の佐伯耕三氏です。東大出のエリートで、でっぷりした体格と40代には見えない貫禄の持ち主。総理のスピーチライターとしても知られていますが、国会でヤジを飛ばした疑惑も取り沙汰された“いわくつきの人物”。4月16日発売の『週刊新潮』で報じられたように、アベノマスクは彼の発案だったと見られています。安倍総理も絶大な信頼を寄せていましたが、佐伯氏の進言によって実行した『星野源とコラボ動画』が国民から総スカンを食らったことで、徐々に距離を置き始めたとの情報もあります」(政治部記者)
国家の非常事態にアベノマスクの「黒幕」として脚光を浴びる形となった安倍総理の“参謀”。厚生労働省は、アベノマスクの交換について、「各自治体に連絡をすれば、新品のものと交換する」とのコメントを発表しているが、返品方法については何らアナウンスされていない。安倍総理とアベノマスクの「発案者」から具体的な回収方法について聞きたいものだ。