「緊急事態宣言が出てからというもの、商売あがったりですよ。このコロナ禍でバカ騒ぎする芸能人はほとんどいないし……。先日、山田孝之が銀座の路上で大ハシャギする姿が『FRIDAY』に掲載されましたが、これはレアケースといっていいでしょう。過去に撮れたけど、ネタがしょぼくてボツになったやつを掲載して、なんとか穴埋めをしているのが現状ですね」
とある写真週刊誌のデスクがこう語るように、今のゴシップ業界はネタ枯れ感が否めない。テレビ朝日の三谷紬アナの買い物姿が、「ウォーキング途中に鶏肉を購入」なんて記事になるくらいだから、もはや何でもアリの世界。だが、こんな現状でも“救世主”として扱われる芸能人がいるという。
「米倉涼子と木村拓哉、この2人だけは別格。とにかくプライベートの写真が撮れれば記事になるし、反響もすごい。この2人に関しては、どこの週刊誌も“担当記者”を配置させて、その動向を探っていると思いますよ」(前出・写真週刊誌デスク)
その言葉を裏付けるように、4月21日発売の「FLASH」は木村拓哉の超貴重なプライベートショットを掲載。「主演ドラマ放送延期!木村拓哉夫妻もウォーキングで体力維持」と題して、木村夫妻が仲良く愛犬を散歩させている現場写真を掲載している。
この写真に“違和感”を覚えたのは、自称“キムタク通”の芸能関係者だ。
「木村さん一家は5匹の犬を飼っていることで知られています。記事でも木村さんはリードにつながれた大型犬を連れていますが、一瞬、『あれ? こんな犬飼ってたかな……』と思ったんです。白ベースに黒ブチの柄には覚えがあったので、しばらく考えたら、『あっ、エトちゃんだ』と気づいて……。なぜ気づかなかったというと、その短すぎる毛並み。工藤静香さんのインスタにもたびたび登場するオールドイングリッシュシープドッグで、ファンの間では“木村ファミリー”の一員と認識されていますが、もっと毛がフサフサしていたのでまったくわかりませんでした。人間に例えると、五分刈りくらいまで毛が刈られていたので気づかないのも当然かもしれません。きっと、緊急事態宣言の影響でペットサロンが閉店することを見越して、短めにカットされたんでしょう。さすが木村さん、愛犬家らしい配慮だと思いますよ」
木村ファミリーといえば、次女のKoki,に続き長女のCocomiもモデルデビューを果たし、日本が世界に誇る「芸能一家」とも言うべき存在。この勢いで、“超短髪”でキメたEto(エト)がワンちゃん雑誌でモデルデビューを果たせば、その存在感はさらに増すに違いない。
(石川ともこ)