「期待外れ」から名誉挽回したのは、報道番組「news zero」（日本テレビ系）のメインキャスターを務める元NHKアナの有働由美子だ。
18年10月に番組がスタートしてから視聴率は伸び悩み、一時は4.6％と危険水域に突入。それが今年になってジワジワと上がり、1月27日の放送回では、12.6％と最高視聴率を更新している。
「昨年6月に元テレビ朝日の小川彩佳が『news23』（TBS系）のMCに起用され、同時間帯に参戦してきた時は『数字が取れなければ、いつでもクビを切ってください』とスタッフに宣言するほど追い込まれていた。それでも小川との視聴率バトルを制して自信を回復。最近はNHK時代の人脈をフル活用し、自分で対談相手をブッキングしたり、積極的にアイデアを提案しています」（番組関係者）
その有働の新たな「敵」として立ちはだかるのが、当のNHKだ。3月30日から「ニュースウオッチ9」の桑子真帆アナと「おはよう日本」の和久田麻由子アナの番組MCをチェンジ。「ニュース7」の上原光紀アナ、「ニュースウオッチ9」の和久田アナ、23時20分から放送の「ニュースきょう一日」の井上あさひアナを並べて、夜の時間帯の“制圧”をもくろんでいる。
「特に和久田アナは朝番組で主婦層の人気を集めただけではなく、中高年層からも支持が厚い。桑子アナも癒やし系で人気ですが、有働の快進撃をストップさせるため、正統派美女3人の強力ラインナップで視聴者を釘づけにし、民放キー局にチャンネルを変えさせないよう仕掛けてきたのです」（芸能デスク）
まるで90年代の巨人投手陣を支えた「斎藤・桑田・槙原」の3本柱を彷彿させるNHK3人娘は、こんな共通の「武器」まで隠し持っていた。
「和久田アナだけではなく、清楚な井上アナは担当番組を卒業すれば『あさひロス』という言葉が出るほど、“おやじ人気”は折り紙つき。中堅の上原アナもクールビューティーな美貌に加え、趣味は筋トレ。引き締まったスレンダーボディは局内ナンバーワンとも言われています。しかも、3人とも結婚したばかりで新妻フェロモンを放出しているので、男性ファンを囲い込めると期待が高まっているんです」（NHK関係者）
古巣の本気度に、再び有働の首元がひんやりしてきたようだ。
